引越し侍の電話がしつこい!「引越し侍」とは一体何者なのか

引越し侍って何?電話がしつこい

引越し料金を安くする一番の近道は、複数の引越し業者から見積もりを取る「相見積もり」です。しかし、自分一人で複数の引越し業者に連絡するというのは非常に大変。その悩みを解決するのが、「引越し侍」に代表される引越し見積もりサイトを使う方法です。

ただ、引越し見積もりサイトに登録すると大量の引越し業者から鬼のように電話がかかってくるという欠点があり、実際にそのような口コミを見て利用を控えているという方も多いでしょう。そもそも、なぜ引越し見積もりサイトを利用すると引越し業者からたくさんの電話が来るのか?「引越し侍」という引越し業者がいるのではないか?と不信感を持っている方も多いはずです。

結論から言うと、引越し見積もりサイトとは、あなたが入力した情報をそのまま複数の引越し業者に伝える、言わば「伝書バト」のようなサイトであり、引越し侍自体が引越しをおこなうわけではありません。

「引越し侍」は引越し業者なの?仕組み・構造を教えて

引越し侍から電話がかかってくるまでのフロー

引越し侍を利用するには、まず引越し条件の登録から始めます。

  • 現住所と引越し先の住所(郵便番号を含む)
  • 引越し希望日・人数
  • 名前
  • 電話番号・メールアドレス
  • 引越し侍を知ったきっかけ(広告媒体)
  • 家財量・依頼作業の目安

これらの情報は引越し侍から登録している引越し業者へ横流しされることになり、情報を確認した後「この引越しはうちでできる!」と名乗りを挙げた引越し業者があなたへ電話を掛けてきているという仕組みです。

ある意味では個人情報の流用とも捉えられる行為ですが、引越し侍の利用規約第20条「個人情報」の項目で、引越し侍のサービスとは「提携事業者に対する個人情報の提供」を目的とするという旨が記載されており、これを良しとしない顧客にはサービスの提供ができない記載が利用規約第8条「利用条件」においてされているため、個人情報の流用には当たりません。

引越し侍が引越し業者に提供した情報は、引越し業者に渡った時点で引越し業者が管理するようになります。つまり、あなたへ電話をかけてくる引越し業者一社一社に対して「もう電話をしてくるな。登録されている情報も削除しろ。」と明確な意思を伝えない限り、あなたが引越し侍に登録した引越し希望日を過ぎるまで延々と引越し業者から電話がかかってきます。

引越し侍の「電話以外」の厄介な点

引越し侍に登録する際には、引越し業者からの電話だけ気を付けておけばよいというわけではありません。あなたが引越し条件を入れている際に、引越し侍は周到なを敷き詰めているからです。

引越し侍に引越し情報を登録する際の「家財量・依頼作業の目安」を入力する欄には、下図のような引越し以外のサービスに関する広告がたくさん存在しています。

このチェックを外さずに登録をすすめてしまうと、ウォーターサーバーなどの勧誘連絡が引越し完了後にも登録アドレスや電話へ大量に流されることになります。

電話のしつこさにはウンザリだがやはりメリットが多い

勧誘メールに引越し業者からの鬼電など、利用するにあたって少し不安が残る引越し侍ですが、引越しを安く・正確に成功させるためには「引越し侍を使わない理由がない」、というのが元引越し営業マンである私の強い意見です。

引越し侍に登録することで得られるメリットは、思いつく限りでも以下の通りです。

電気工事を格安で依頼できる(電気工事業者の斡旋)

エアコン移設などの電気工事を引越し業者に任せることはできますが、どの業者も値段が高く定額制であり、値引き対象とならないことが多いです。

しかし、引越し侍と提携している電気工事業者に依頼をすれば、電気工事のみについて見積もりをしてくれます。料金についても値引きに応じてくれたりと融通が利きますので、引越し料金総額を一円でも安くしたいという場合は、引越し業者に電気工事を頼むのではなく、引越し侍から電気工事業者を斡旋してもらうのが近道です。

ダンボール回収などの有料サービスを無料で申し込める

引越し業者の中には、引越し侍からの見積もり依頼に対して特典を設けているところもあるため、引越し侍から見積もり依頼をするだけで、本来は有料のサービスを無料で受けることができることがあります。

具体的にはダンボール回収を無料でおこなってくれたり、洗濯機の取り付けを無料でおこなってくれたりといった小さなサービスではありますが、どれも自分で引越し業者に直接連絡した場合には有料となるサービスですので、引越し侍を経由するだけでその分経費を削減できます。

引越し業者との値引き交渉が円滑に進む

引越し侍を利用する=相見積もりを取るということであり、引越しの営業マンも相見積もりを取られていることを承知の上で見積もりに臨んでくれるため、個別に連絡したときに比べて値引き交渉が通りやすく、見積もりが円滑に進みます。

また、しつこく即決を迫ってくる営業マンに対しても、「今回引越し侍を利用しているため、複数の引越し業者が今日家に来る。あともう少しで次の業者から来るから帰ってほしい。」と、見積もりを終わらせる口実にも引越し見積もりサイトは使えるため、相見積もりを取る前提なら引越し見積もりサイト経由がよいでしょう。

SUUMO引越し見積もりだと「電話番号を教えずに」見積もりを取れる

SUUMO引越しで見積もりを取る流れ(メール)

複数の引越し業者から見積もりが取れる引越し見積もりサイトは、引越し侍だけではありません。リクルートの運営する「SUUMO引越し見積もり」では電話番号の登録が必須ではないという大きな特徴を持っています。

SUUMO引越し見積もりでは電話番号もしくはメールアドレスどちらかの登録が必須となっており、電話番号を登録しない場合はメールを利用して引越し業者と連絡を取り合っていきます。

そのため、メールアドレスだけを登録すれば引越し業者からの鬼電を避けられると言えるのですが、引越し業者から送られてきたメールに対してアクションを起こさない限り、永遠に見積もり予約を取ることができないというデメリットを孕んでいるため、こまめにメールボックスを確認しないと特に繁忙期はタイミングを逃してしまいます。また、引越し侍とは違い、提携業者は引越し業者のみであるという関係上、電気工事業者の斡旋などはおこなってもらえないというデメリットも存在します。

もちろん、電話番号を登録した場合は引越し侍と同じ使い方をすることができますし、電気工事業者の斡旋をしてもらえなくとも引越し業者の提携する業者に任せれば、問題なく電気工事もやってもらうことができるため、そこまでデメリットの大きいツールではないというのが私の印象です。

繁忙期(2~4月)ではない、メール確認・対応が苦ではない、という場合はSUUMO引越し見積もりがおすすめです。

→SUUMO引越しを利用する注意点まとめ

引越しラクっとNAVIを使うと自分で見積もりを取る必要がない

引越しラクっとNAVIの流れ・フロー

鬼電がかかってくる「引越し侍」、メールだけで複数の引越し業者と連絡が取れる「SUUMO引越し見積もり」、そして自分で見積もりを取る必要がない「引越しラクっとNAVI」を紹介します。

引越しラクっとNAVIは、あなたがサイトに登録した引越し条件を基に、引越しラクっとNAVIの社員が引越し業者と交渉をおこない、引越し方法・料金を決めていくというシステムです。

なんと画期的なサービスだと思った方も多いかもしれませんがこれも注意が必要。

引越しの契約までにあなたがすることは引越し条件の登録と、引越しラクっとNAVIの社員へ「引越しへの希望条件・金額」を伝えることのみ。それ以外のことについてはすべて対処をしてくれるため、どんな引越し見積もりサイトを使うよりも楽に引越しの契約をすることができます。

しかし、ほとんどのことを自分でやらなくてよいということは、デメリットも大きくなります。まず、訪問見積もりをせずに引越しの契約をするということは、引越し業者があなたの持つ家財の量を正確に把握していないことになります。

家財の量が少なく、どんな積み方をしても家財がトラックに入りきる状況であれば問題はありませんが、家財の量が多い家族の引越しともなれば、用意したトラックに家財が入りきらないというトラブルが起こり得ます。

また、値引き交渉についても自分ではなく引越しラクっとNAVIの社員がおこなうため、本当に限界まで値引き交渉した結果の金額なのか分かりません。「1円でも安く」と考えている人は、結局、引越し侍で一斉に見積もりを取った金額とも比較したくなってしまうはずです。

引越し料金に納得がいかない際、交渉相手が引越しの営業マンであれば、「他を当たってみます」と言うことができます。しかし、引越しラクっとNAVIを利用する場合は、他社との交渉についても引越しラクっとNAVIを通さないといけないため、料金面について非常に不透明であると言えます。

私自身も試しに引越しラクっとNAVIをいじってみましたが、「引越しをやりたい」と言ってきた引越し業者がどこも中小企業のみ、しかも8社だけということが非常に気になりました。

引越しラクっとNAVIの提携業者

中小引越し業者のすべてが悪いとは言いませんが、大手引越し業者に比べれば信用度は落ちますし、独自の約款を用いることも多いため、追加料金・ボッタクり上等の悪質業者も多いため、はっきり言って怖いです。

特に家財がトラックに積み切れなかった場合、中小引越し業者からは「積み切れない場合は追加料金」と言われ、引越しラクっとNAVIからは「登録情報に基づき交渉はおこなった。申告が漏れた家財については保証できない。トラブルについても引越し業者と解決してくれ。」と言われ、結果的に高額な引越し料金を払わなければならない可能性も考えられます。

少なくとも引越しを一度でも経験したことがある方は使わないサービスでしょう。

引越し侍の電話アポイントを回避する・かかってこないようにする方法

引越しの相見積もりを取りたいと思ったときは、引越し侍を始めとした見積もりサイトを利用するのが一番便利で簡単、かつ「1円でも安く引越ししたい」と考える場合に必要な方法です。しかし、同時に昼夜問わず多数の引越し業者からアポイントの電話がかかってくるため、仕事や家事、せっかくのお休みのときでもその手を止めなければなりません。

また多くの方が勘違いしていますが、引越し見積もりサイトとは「引越し料金の概算・相場を教えてくれるサイト」ではなく引越し業者に顧客を斡旋するサイト」であるため、あなたの引越し料金や全体の相場などが分かるわけではありません。

引越し見積もりサイトを使うときは、電話が鳴り続けることを覚悟しなければいけないのですが、実は電話を鳴らさずに引越し見積もりサイトを利用する方法はあります。

引越し侍で電話を受けずに見積もりを取る方法「予約サービス」

引越し侍にも、SUUMO引越しのような自分で連絡を取ることで見積もり依頼を掛けることのできるシステムが存在します。それが、引越し侍の「ネット予約サービス」です。

引越し侍の予約サービスは、通常の引越し侍と同様に引越し条件を登録すると、ネット上で引越し業者ごとの概算が比較できるサービスです。その概算を基に自分の気になる引越し業者に連絡を取ることで、電話見積もりもしくは訪問見積もりの依頼をするという仕組みになっているため、引越し業者からの電話は一切きません。

見積もりを取らずして概算が取れるため、一見すると通常の引越し侍ではなくネット予約サービスだけを使えばよいのではないかと思うかもしれませんが、これも実際はそう甘くはありません。

まず、ネット予約サービスで列挙された概算はあくまで利用者の口コミを統計した平均価格であり、引越し業者の算出した金額ではないため、必ずこの金額になるという根拠が一切ありません。中には「引越し侍限定価格」と引越し業者が算出した料金を提示している場合がありますが、これも訪問見積もり時もしくは引越し当日に変動する可能性(というかほぼ確実に変動する)があり、信用できる価格ではありません。

また、ネット予約サービスから自分で引越し業者を選んで見積もり依頼を取ると、中小引越し業者に対する不安からどうしても大手引越し業者のみを呼ぶ傾向が高くなってしまいます。

引越し料金の値引き交渉は、激安価格の見積書を作成する中小引越し業者を呼ぶことで成立すると言っても過言ではありません。その中小引越し業者を呼ばずに引越し見積もりを取ると、引越し料金の値引き交渉が円滑に進まなくなるという弊害が生まれてしまうのです。

一円でも安く引越しをしたいという人は、ネット予約サービスよりも通常の引越し見積もり予約をして、一社でも多く引越し業者の見積もりを取るべきです。

総合的に見て「引越し侍」が一括見積もりサイトとして優秀である

引越しの相見積もりを取るのであれば、引越し見積もりサイトを利用するのが良いという事実は変わりませんが、一口に「引越し見積もりサイト」と言っても、多種多様なサービスがあります。今回紹介した3つの引越し見積もりサイトについてまとめると、以下のようになります。

どの引越し見積もりサイトについても一長一短、利用する引越し見積もりサイトを決めるときは「自分が引越し見積もりサイトへ何を求めているか」を明確にしておく必要があります。

ただ、極めて恣意的な判断をするなら、「引越しラクっとNAVI」はやはりおすすめできません。手軽に確実に引越しを済ませるなら「引越し侍」が最も適していると言えます。

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