赤帽の単身者引越しの実態~赤帽と引越し業者はどちらが安い?

赤帽引越しの口コミ・評判

ダンボールしか運ぶ家財がない引越しであれば、赤帽がおすすめできる引越し業者です。日本には、引越し業者が約4000社あると言われています。各業者ごとに得意不得意があり、あなたがどんな引越しをしたいかによって、どの引越し業者をおすすめするかも変わるのですが、

  • 春から一人暮らしを始めるため、新しく買った家電は新居に直接届く
  • 単身赴任をすることになったが、あらかじめ家具・家電付きのマンションに住む

という事情であれば赤帽が最適でしょう。もちろん、赤帽を利用する上での注意点などはありますので、そちらもしっかりと説明していきたいと思います。

赤帽ってどんな会社なの?

表記上分かりにくいため、上では赤帽を「引越し業者」としましたが、実は「赤帽」という名前の引越し業者は存在しません赤帽とは「全国赤帽軽自動車運送協同組合連合会」という、個人事業主で構成される協同組合組織内にある引越し部門です。簡単に言えば、赤帽は引越しのフランチャイズチェーンと言えるのです。

「個人事業主の集まり」と聞くと、品質にブレがありそうで良い印象を持たないかもしれませんが、赤帽は2018年オリコン引越しランキングの作業内容・コストパフォーマンスの両部門で1位に輝いているため、聞いたこともない中小引越し業者に任せるよりは安心できると言えるでしょう。

しかし、オリコンランキングとは利用者の口コミによるランキングであるため、引越し件数が少ない業者の方が引越し件数の多い業者よりもランキング優位に立ちやすいという特性をはらんでいるため、鵜呑みにしてはいけないというところもあります。

さらに言えば、「個人事業主の集まり」ということなので、任せる事業主によってどうしても作業の品質にブレがでてきてしまいます。そうは言ってもコストパフォーマンスの一点においては冗談抜きの日本一であり、大手引越し業者では出せないような料金で引越しをおこなっているというのも事実。料金と品質を天秤にかけて、赤帽を使うか否かを決めるとよいでしょう。

赤帽に引越しを任せる際の注意点

赤帽は住居やエレベーターの保護をしない(養生をしない)

大手引越し業者に引越しを任せれば、どんなに家財の量が少なかったとしても、住居やエレベーター内の壁を傷つけないために養生を貼ってくれますが、赤帽に引越しを任せた場合、基本的には養生なしで作業がおこなわれるという点に注意しましょう。

通常はこのように壁・床の住居内に養生を貼ります(アート引越センター)。赤帽が養生を貼らない理由は、傷を付けない自信があるからではなく、単純に綺麗な養生を常に保持する資金がないため、養生を準備してきていないからです。

「養生なしでも傷を付けたら保証してもらえるのか」というのが疑問として浮かび上がってくるでしょうが、赤帽に登録している個人事業主の多くは、標準引越運送約款ではなく独自約款を用いて引越し業務をおこなっているため、すべての事業所で保証してもらえるとは限りません。

そのため、絶対に住居へ傷を付けたくない、大家さんや住居の管理会社から「養生を貼るのは義務」と言われた場合については、赤帽を使うべきではないと言えるでしょう。

引越し作業に来る作業員は原則1名

赤帽に作業を任せた場合、基本的に引越し作業はドライバー1名でおこなうため、大手引越し業者に任せたときよりも作業時間が伸びやすい傾向にあります。

また、ダンボールだけでなく家電の搬送も任せること自体はできるのですが、赤帽の作業員のみで持てなかった場合、「お客様!申し訳ないのですが、洗濯機を運ぶのを手伝ってもらえないですか!?」などと、あなたに対して引越し作業を手伝うように求めてくる場合もあります。

あなたが大学生や新社会人などで、まだ体力に自信があるということであれば問題はないでしょうが、女性などの体力に自信がない人にとっては「自分で運びたくないからお金払って頼んでいるのに!」と思うはずです。

そのため、大型家電を引越しで持っていってほしいという人については、赤帽を使うべきではありません。

赤帽は軽車両での引越しのみを取り扱っている

赤帽は、軽自動車を利用して引越しをおこなうため、基本的に単身者以外の引越しを任せることができません。さらに厳しいことを言うのであれば、単身者の引越しであっても往復作業になることがあるので注意しましょう。

赤帽と引越しを契約すれば、同規模の引越しを大手引越し業者に任せたときの半額で作業がおこなえるというのは事実なのですが、それはあくまで「家財が少ない単身者限定」ですので、家族で引越しすることを考えているなら赤帽という選択肢は消えます。

引越し見積もりサイトでは赤帽が紹介されていない

赤帽の見積もりを「引越し侍」などの引越し見積もりサイト経由で予約することはできません。赤帽とは引越し業者ではないために、引越し見積もりサイトと提携することができないからです。

もちろん、全国赤帽軽自動車運送協同組合連合会に入っている業者が引越し見積もりサイトと提携していれば、赤帽として見積もりに来ることはあるでしょうが、単身者として引越し見積もりサイトに登録しても、確実に赤帽が見積もりに来るわけではないので、赤帽に見積もりを頼みたい場合は、赤帽のホームページから直接見積もり予約をした方が早いと言えるでしょう。

赤帽に引越しを任せる予定でも相見積もりは必ず取る

これらを踏まえて赤帽についてまとめると以下のようになります。

  1. ダンボールしか運ばない引越しであれば業者最安
  2. 軽自動車を使い作業員1名で作業するため使い勝手は悪い
  3. 引越し「業者」ではないため安全・品質ともに心配が残る
  4. 引越し見積もりサイトから見積もり予約できない

ダンボールを運ぶだけなら「宅急便」を利用するという手もあるのですが、赤帽に任せれば一日で引越しが終わるため、どちらかと言えば赤帽の方が使い勝手がよいと言えます。また、レンタカーを借りて自分で引越しをするのと比べれば、料金面・安全面ともに赤帽に軍配が上がると言えるため、自分で引越し作業をしようと考えている人も赤帽に連絡すべきでしょう。

しかし、単身者であれば必ず赤帽が使えるかどうかというのは分かりません。赤帽は軽自動車を使って作業を行う団体であるため、引越し業者の使っているトラックに比べてコンテナのキャパシティはとんでもなく低いです。

赤帽を利用したとしても、一回で家財が乗り切らず往復作業になれば、作業員1名で行うため通常以上に時間を費やすことになりますし、当日の追加料金も当然発生してくるため、合計で見たら大手引越し業者に任せるのと大して料金が変わらなかったなんてことも平気で起こり得ます。

自分の運びたい家財が赤帽に任せても問題ないかどうかを確認するためにも、赤帽以外からの引越し業者からも見積もりを取る「相見積もり」はするべきです。赤帽の営業マンだけを見積もりに呼べば、万事解決するのではないかと思うでしょうが、彼らも営業マンであるために、あなたが赤帽で契約するよう気持ちの良いことしか言ってきません。引越し日当日になって後悔しないためにも、相見積もりは取るようにしましょう。

引越し業者の相見積もりを取る(引越し侍)