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ダンボールのみ自分で引越しした場合の費用概算と失敗事例

れな
来年の春から1人暮らしをしようと思っています。大きな家電などは持って行かず、ダンボールのみを運ぼうと思います。自分で引越しをするのと引越し業者に任せるのでは、料金にどのくらい差が出るでしょうか?
のぼる店員
結論から言うと、自分で引越しをした方が安いことは事実でしょう。しかし荷物を運ぶための車の準備や、自分自身の人件費、労力を計算すると、実は引越し業者に頼んでしまった方が安いケースもあります。むしろ引越し業者の方が運べる量に融通が利くので、どちらにせよ見積もりは取った方がよいです。

引越し業者に引越しを任せると「高い」イメージを持たれますが、単身でダンボールのみでしたら100km圏内で2〜5万円、長距離だとしても10万円はまず超えません。そして何より「楽」。

これを自分でやろうとすれば、ダンボールや緩衝材を購入するための費用と時間、レンタカー代、ガソリン代、実際に運搬する労力がかかります。安く見積もっても1〜3万円は確実にオーバーします。

自分たちで引越しをした方が目に見える金額は安いものの、リスクをたくさん背負いながら引越しすることになります。また金額的にもたかだか差額数千円〜1万円程度。引越し業者に事情を話せば「混載便」など更に安くする方法もあるので、引越し業者に頼む・頼まないは抜きにして見積もりだけは取るべきでしょう。

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引越しは意外と費用がかかる!不揃いダンボールの運搬は大変…

大学への進学や就職など、1人暮らしをするための引越しを考えたとき、運ぶ荷物(家財)の量が少ないと、引越し業者に頼むよりも自分でやってしまった方が安上がりなように思いますよね。家電を運ばずダンボールのみの搬送であればなおさらです。

引越し業者に任せれば人件費がかかるため、その分費用がかさみはするのですが、自分で引越しをするときにかかる費用と比べてみると、実は人件費は大した出費ではないということに気付きます。またダンボールが不揃いになって運びにくく、運搬にも意外と手間がかかってしまうのです。

自分で引越しすると、新居や新居の共用部、レンタカーなどに傷をつけてしまったり、引越し翌日もクタクタで荷ほどきがままならず、3日〜1週間ほど無駄にしてしまうこともあります。

ケチったツケが後々のしかかり「これなら業者に任せればよかった…」と後悔する人が非常に多いのです。「前回自分でやって大変だったから今回は引越し業者に頼もうと思いました」という新規のお客さんも、私は何人も担当してきました。

※ただ、同じマンション内であれば「ダンボールのみ」なら自分で引越しした方が安いです。一つでも大型の家財があれば業者に任せた方が安くなります。

自分一人で引越しをする場合の費用例

引越し業者に引越しを任せてしまえば、自分は引越し業者に用意してもらったダンボールに、家財を梱包するだけで済みます。しかし、自分で引越しをする場合、ダンボールは自分で買ってこなければいけませんし、運ぶ手段も手配しなければいけません。

1人暮らし分の家財に使うダンボールは平均で、一辺30㎝のダンボール20個程度です。市販のダンボールは10枚で1000円弱ですから、ダンボールを準備するだけでも2000円近くかかってしまいます。緩衝材やその他の資材も「意外と」高く付いてしまいます。

これよりも安いダンボールや資材も存在はするのですが、容積が少なく引越しに適しません。引越し業者に頼んでしまえばこういった資材は全て無料となりますし、多く見積もって枚数を貰うことができるため安心です。

自分で引越しするために資材を購入すると、どうしても保険を張った買い方ができず、「無駄なく・ギリギリ」を攻めてしまうことでしょう。仮にダンボールが足りない場合は、買い足しにもう一度ホームセンターに行かなければならないなど、多くの時間を費やすことになります。

ダンボールを無料で手に入れるために、飲食店やディスカウント店でもらう方もいますがおすすめしません。ダンボールが不揃いになり運びにくくなったり、ダンボールにゴキブリの卵が付着していることもあり(飲食店のダンボールにはほぼ確実に付着しています)、衛生的に問題があります。

トラックをレンタルして引越しをする場合

家財の少ない引越しを最安値で抑える場合で、自家用車が無い方はレンタカーあるいはトラックのレンタルで運ぶ方法を選ぶでしょう。レンタカーで引越しをおこなう場合、ダンボール代に加えてレンタカー代とガソリン代だけで引越し費用を抑えることができます。

借りる車の種類にもよりますが、普通免許で運転できる車の中なら比較的大きい「マツダボンゴ」のようなバンを借りたとしても、20個を1度に運びきることはできないため、2往復以上することになります。そのため、車を借りるときは3時間ではなく6時間で借りた方がよいでしょう。

例えばニッポンレンタカーでバンタイプの車を6時間借りた場合の料金は、一般時期で7,668円です。これに使った分のガソリンを給油してから返却をしなければいけないため、別途ガソリン代がかかってきます。

ガソリン代を3,000円と仮定すると、レンタカーを借りて引越しをした場合の概算は、以下のようになります。

費用
資材費 2,000円
レンタカー代 7,668円
ガソリン代 3,000円
合計 12,668円

引越し業者に頼むと、12,668円で引越しするのはかなり難しいという点、自家用車を持っている場合はレンタカー代がかからないという点から見ると、これが1番コスト面では優秀と言えますが、問題は労力(人力)が相当なものになるということです。

引越し先にエレベーターがない場合は、自分で階段を登ってダンボールを運ばないといけませんし、エレベーターがついている場合は、マンションの管理人に事前に報告しないと、エレベーターを使って作業させてもらえない可能性もあります。

また、車の運転に慣れていなければそれだけで大変ですし、借りる時間が延長になればその分延長料金もかかります。時間に間に合うよう一生懸命運ばなければならないプレッシャーも伴います。

さらに、引越しが終わればレンタカーを返しに行かなければいけません。現住所と引越し先が離れている場合、どこでレンタカーを借りればいいかも課題です。どちらにしろ返却後の移動は徒歩もしくは電車・タクシーで帰ることになるため、引越しが終わったころにはへとへとです

私がもし自分でレンタカーを借りて引越しをするのであれば、以下の条件を満たしたときのみにするでしょう。

  1. 引越し日の翌日が休日である
  2. 引越し日の前日に飲んでいない
  3. ダンボールの数が20個を超えない
  4. レンタカーの返却地点と引越し先が2駅以上離れていない
  5. 運転に自信がある(慣れている)

宅急便を使って引越しをする場合

クロネコヤマト営業所

持っていく家財がダンボールしかないのであれば、宅急便を使って運ぶというのも手です。しかし、宅急便については引越し業者の見積もり金額と大差は出ません今回は「クロネコヤマトで、引越し用ダンボール20箱を都内間で移動する」という計算をします。

クロネコヤマトのダンボールで引越し用として扱われている最安ダンボールは、クロネコボックス(10)1枚184円。クロネコボックス(10)相当のダンボール1個の輸送量が907円のため、引越しにかかる費用は以下になります。

費用
ダンボール代 3,680円
輸送量 18,140円
合計 21,820円

宅急便のデメリットは、送った当日中に家財は到着しないという点です。また、料金的にも引越し業者に20,000円で任せるのは決して難しくはないため、安いとも言えません。

そして、ダンボールが増えれば増える分追加料金となるため、当然ダンボールの追加1箱から追加料金が発生してきます。

のぼる店員
レンタカーで運ぶ場合には労力が、宅急便の場合は融通の利かなさがネックとなるため、私が営業に行っていた際は、どちらも「ダンボール20箱以内」のときのみおすめしていました。引越し業者を使うメリットは楽なだけではなく、懐の広さにあります。

引越し業者に任せず自分たちで引越しした方がよいケース

大きな家財を運ぶ必要がない引越し

大型冷蔵庫や箪笥、ピアノなど運ぶことが難しい大型家財が無い、ダンボールや洋服を入れるクリアボックス程度しか運ぶ必要がないという場合は、引越し業者に任せるよりも自分たちで引越しをした方が安上がりです。

もちろん、自分で引越しをする場合はダンボールや運搬用の車両の手配は自前でおこなわなければいけないので、引越し日に間に合うようしっかりと準備をしておかなければいけません。

超近距離引越し(~5km)

引越し料金は原則として、新居までの距離が100kmを超えない限り、家財量以外で料金変動は起きません。つまり同じ家財量であれば、100m先の引越しと50km先の引越しと料金差はほぼ生まれず、新居までの距離が近ければ近いほど損をしているということになります。

新居までの距離が近ければ、必要最低限の荷造りで引越しを済ませることができるため、時間も費用も削減できます。

おおよそ半径5km以内の引越しで(同マンション内・同市内)、かつ家財が少なければ自分たちで済ませてよいと思います。

大勢の人手を集められる場合

引越し日当日に人手を集められるという人は、例え大型家財を運ぶ必要のある引越しであってもわざわざ引越し業者に任せる必要はないでしょう。

しかし、素人が引越し作業をおこなうことになるわけですから、作業には引越し業者よりも多くの人数が必要になります

引越し業者に任せた場合、作業員は2~3名で来ることが多いため、自分たちでやるときも最低でも4~5名は必要となります。特に冷蔵庫など重量100kgを超える大型家財については、引越し用のベルトと運ぶ技術があれば作業員2名で持つことができますが、素人が運ぶとなると3名以上は必要になるでしょう。

1人でやる自信がなければ引越し業者の見積もりを取ってみる

自分で引越しする場合、ダンボール代や運搬車両のチャーター代を加味すると引越し業者に任せるのと実は費用に差がありません。

また、引越しする時期や担当する引越し営業マンによっては、自分たちで引越しするよりも安い金額で契約してくれる場合があります。自分の引越しにどれくらいかかるのかを確かめたいという理由だけで引越し業者を呼んでもよいので、その目安を知るために見積もりを取っても構わないのです。

引越しというのはサービス業であるため、相場が存在しない商品です。そのため、「自分たちで引越しをした方が絶対安い!」と決めつけるのではなく、引越し業者の見積もりを取ってから、業者に任せるか自分で引越しをするか決めるのが、賢い引越し方法の決め方であると言えます。

引越し業者に任せずにダンボールを運ぶ場合、おおよそ12,000~20,000円+時間+労力がかかる計算になります。

しかし、ダンボールの数がどのくらいになるのか見当がつかない以上、これ以上高くなってしまう可能性は十分あり得ます。荷造りをしている最中に、前は持っていこうとしてなかった家財も、持っていきたいとなるかもしれません。

そうなった場合、レンタカーを借りて自分でやる場合は労力的な負担が増え、宅急便の場合は費用が増えてしまいます。引越し業者に任せた場合は、どんなに家財が増えても、トラックに乗ってしまえば料金変わらずに持っていくことができます。

また、自分で引越しする場合は大きな費用割合を占めていたダンボールも、引越し業者の担当営業マンに相談すれば無料で手配してくれます。さらに、見積もり自体は無料であるため、自分の部屋はどのくらいダンボールを使うのかという参考として使うこともできます。

12,000円で引越し業者に任せようと思ったら、こちらもかなりの条件を飲み込まなければいけませんが、20,000円~30,000円であれば十分値引き交渉だけで狙っていける範囲内です。引越し日の2~3週間前に見積もりを取れば、引越し業者の見積もり金額を見てどうするか悩む時間も十分に取れます。

見積もりを取れば、営業マンから即決を求められることになりますが、そこで頷かずに引越し業者や料金を吟味してから決めるようにしましょう。例えば一括見積もりのサイトを利用して業者を比較し、希望額20,000円を業者全てに言い渡せば、確実に数社は手をあげます。「安く抑えたい」と考えるなら間違いなく利用すべきツールです。

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