「何社も見積もりを取るのは面倒」「電話がたくさん来るのが嫌」。そんな理由で、引越しの見積もりを1社だけで済ませたい方へ。元引越し営業マンが最初に結論をお伝えします。
この記事の結論(30秒で読めます)
- 1社だけの見積もりは、値引きの根拠がないので高くなりやすい
- 3社の見積もりを比べると、最高値と最安値の差は平均38%という集計もある
- 理由が「面倒」「電話が嫌」なら、やり取りが3社だけのサービスで手間はほとんど変わらない
- どうしても1社なら、相見積もりの有無を先に言わない・希望額を伝えるのがコツ
| 1社だけで見積もり | やり取り3社だけのサービス | |
|---|---|---|
| 手間 | 1社と話すだけ | 入力は1回。連絡が来るのは3社 |
| 料金 | 比べる相手がいないので高くなりやすい | 3社の中で一番安い金額が分かる |
| 値引き交渉 | コツが必要 | 他社の金額を伝えるだけ |
| 業者の質 | 比べられない | 対応や補償を見比べられる |
↓入力1回・やり取りは3社だけ↓


1社だけの見積もりはどれくらい損をする?
引越し料金には定価がなく、業者ごとのトラックの空き具合で大きく変わります。同じ日・同じ荷物でも、業者によって金額がかなり違うのが普通です。
引越し侍の公式サイトでは、3社から見積もりを取った利用者の最高値と最安値の差が平均38%だったと紹介されています(2025年5月〜2026年4月に3社から見積もりを取ったユーザーの集計)。家族の引越しなら、選ぶ業者によって数万円の差がつくこともあるということです。
1社だけで決めると、その1社がたまたま安い業者でない限り、この差をそのまま払うことになります。さらに、営業マンから見ると「比べる相手がいないお客さん」なので、値引きをする理由がありません。
1社だけで決めても問題ないケース
次のような場合は、1社だけの見積もりでも大きな損はしにくいです。
- 引越し業者が決められている:新築マンションの一斉入居で幹事会社が決まっている場合など(→幹事会社ではない引越し業者を使いたい)
- 会社が業者を指定している:転勤で会社の提携業者を使う場合(→会社の福利厚生の引越し値引きサービス)
- 料金がほぼ決まっているサービス:荷物が少ない単身なら、料金が決まっている単身パックも選択肢
- 引越しまで時間がない:数日以内の引越しで、比べている余裕がない場合(→引越しの見積もりを今日・当日に取る方法)
前回使って満足した業者にもう一度頼みたい、という場合も1社で決めがちです。ただ、前回と同じ料金になるとは限らないので、下の「リピートは最後に言う」を読んでから見積もりに臨んでください。
【元営業マンが解説】1社だけで値引きを引き出す4つのコツ
どうしても1社だけで決めたい場合は、営業マンに「このお客さんは比べていない」と思わせないことが大事です。
1. 相見積もりの有無を最初に言わない
見積もりに来た営業マンは、よく「ほかの業者さんにも見積もりを頼んでいますか?」と聞いてきます。ここで「今回はお宅だけです」と答えてしまうと、最初から高い出し値でスタートされ、値引きしたように見せるだけで終わることがほとんどです。
営業マンは「相見積もりが面倒なんだろう」「うちを気に入ってくれているんだろう」と、こちらの事情をすぐに読み取ります。聞かれたら「まだ検討中です」くらいにとどめて、金額を見てから判断しましょう。
2. 金額が出たら「〇万円なら今日決めます」と伝える
営業マンが一番怖いのは、契約した後にほかの業者に見積もりを頼まれて、キャンセルされることです。標準引越運送約款では、引越しの3日前までならキャンセル料はかかりません。つまり、契約しても安心できないのが営業マンの本音です。
そこで、料金が出たあとに「〇万円まで下げてくれたら、ほかには頼まずに今日決めます」と具体的な金額を伝えてください。「キャンセルされない」という安心と引き換えに、値引きを引き出しやすくなります。
3. リピートであることは最後に言う
見積もりが始まってすぐに「前回もお願いしたんですよ」と言うお客さんがいますが、値引きを狙うならこの言葉は最後まで取っておきましょう。「前回良かったから呼んでくれた」=「ほかと比べる気はない」と受け取られ、出し値を高くされる原因になります。
前回の料金を先に伝えるのも避けてください。今回の料金が前回より安くなる可能性を、自分から捨てることになります。前回の料金のほうが安かったときだけ、金額が出たあとに「前回はこの金額だったんですが」と伝えるのが効果的です。
4. 1社だけなら大手に頼む
ポストに入っていたチラシの激安料金を見て、名前を聞いたことのない業者だけに見積もりを頼むのはおすすめしません。チラシの金額はあくまで客寄せの目安で、実際の見積もりはまったく違う金額になることがよくあります。
1社しか呼んでいないと、高い金額を出されても「じゃあほかで」と言えません。1社だけで決めるなら、料金や補償の説明がしっかりしている大手のほうが安心です。また、不動産会社から1社だけ紹介された業者も、紹介料の分だけ高くなることがあるので注意してください(→不動産紹介の引越し業者を信用してはいけない理由)。


面倒なら「やり取りは3社だけ」のサービスを使う
1社だけにしたい理由が「電話が面倒」「何社も相手にしたくない」なら、最初から連絡が来る業者を3社にしぼるサービスを使うのがおすすめです。入力は1回だけで、比べる相手がいる状態で交渉できます。
| ハレシー引越し見積もり | 引越し侍 スマート比較 | |
|---|---|---|
| 連絡が来る業者 | 3社(大手の最安2社+地域の最安1社) | 厳選3社(追加も可) |
| 業者の選び方 | サービスが自動で選ぶ | 自動で3社+自分で追加できる |
| 向いている人 | 業者選びも任せたい人 | 料金と口コミを見て選びたい人 |
| 注意点 | 引越しの3日前までに申し込み | 関東・東海・関西発、スマホから申し込み |
※2026年10月時点の各社公式サイトの情報です。詳しくはハレシー引越し見積もりの解説、引越し侍スマート比較の解説をご覧ください。
3社の見積もりがそろったら、一番安い金額をほかの業者に伝えて「〇万円なら決めます」と言うだけです。1社だけのときのような駆け引きはいりません。
まとめ:1社だけにするなら理由を考えてから
- 1社だけの見積もりは、比べる相手がいないので高くなりやすい
- 業者が決められている・時間がないなど、1社でいいケースもある
- 1社だけなら、相見積もりの有無を先に言わない・希望額を伝える・リピートは最後に言う・大手を選ぶ
- 理由が「面倒」なら、やり取り3社だけのサービスで手間はほとんど変わらない
同じ引越しでも、業者によって金額も作業の質も違います。手間をかけずに比べたい方は、まず3社だけの見積もりから試してみてください。
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※関東・東海・関西発の引越しでスマホから申し込むと、スマート比較の対象になります
















