JR貨物の引越しの評判・口コミ~格安・留め置き無料・全国対応などメリットが多い

JR貨物の引越しイメージ(引越しペディア)

JR貨物は、JR系列の貨物運搬業者であり、引越し業者ではありません。

コンテナと貨物列車を利用できるため関連事業の1つとして引越し事業をおこなっています。インフラ企業として信頼度も高く、引越し料金は他社より安く、荷物の時間指定、留め置きが5日間無料になるなどJR貨物特有のメリットが注目されています。長距離引越しの搬送手段としては引越し業界内で使われることも多く、顧客の知らないところでJR貨物が利用されている場合もあります。

しかし「鉄道で家財を運ぶ」ため長距離引越しに限定されてしまうなど制約を伴います。協力会社を使いながら「JR貨物」として引越し作業に当たることもあるため、依頼する際は細かいところまで必ずすり合わせておきましょう。

JR貨物を利用すると引越し先への到着時間が指定できる

JR貨物を利用する際の最大のメリットは、引越し作業の時間指定ができるという点です。

一般的な引越し業者に長距離引越しを任せる場合、交通渋滞や思わぬ事故が起こる可能性があるため、引越し先への到着時間を「〇時くらいまで」などと濁されることが多いです。

しかし、引越し先までダイヤ通りに運航している貨物列車を使用しているJR貨物では、引越し先への到着時間が予想しやすく交通渋滞などで大幅に到着時間が遅れることもないため、ある程度こちらの希望通りの時間に引越し先へ到着させることができるのです。

もちろん、引越し先への到着時間が指定できるのは、JR貨物が提示してくる引越し先までの最短時間以降。どんなに早く家財を受け取りたくても、JR貨物が提示してくる最短時間よりも前には受け取ることができません。また、最短時間のみの話をすれば、積み込んだ後すぐに引越し先へ向かう引越し業者のチャーター便の方が早いため、引越し先への搬入を急いでいるという人はそちらを利用したほうがよいでしょう。

留め置き料金が5日間無料

JR貨物を使うもう一つのメリットは、家財の搬出をおこなった後、現住所・引越し先ともに5日間まで無料で留め置きをしてもらえる点です。つまり、うまくいけば10日間は無料で留め置きできます。自分たちも遠距離移動をしなければいけなくなる長距離引越しにおいて、これは心強いメリットと言えます。

普通の引越し業者でも家財の留め置きはおこなっていますが、留め置き料金が日数計算ではなく月ごとの計算であるため、5日留めようと10日留めようと一か月分の留め置き代が請求されてしまいます。留め置き料金の相場は、畳数分の家賃と同金額になるため、5万円以上は確実にかかります。

引越し業者で5~10日間留め置きしても料金がかからない方法として、一台のトラックを複数の顧客とシェアして引越し先まで運ぶ「混載便」を利用するという手もありますが、混載便を使うと最大1ヶ月ほど家財の到着を待たなければなりません。

その点JR貨物を使えば無料で10日間留め置きしてもらうことができ、その10日間で引き取りのタイミングを自分の好きなように調整できるため、留め置きをしなければいけない状況であれば、最も効率的な引越し方法と言えるのです。

47都道府県の引越しに対応!沖縄への引越しなら更に安い

美ら海水族館前に咲いていたハイビスカス

JR貨物は全国47都道府県の引越しに対応している非常に使いやすい業者です。線路の繋がっている北海道や本州、九州や四国に関しては貨物列車とトラックのみで引越しできるため想像がつきやすいですが、海を渡らないといけない沖縄への引越しに関しても、JR貨物が鹿児島までコンテナを輸送し、「トランスネット沖縄」という海輸業者が沖縄まで輸送、引越し作業は鹿児島にあるさくら引越センターという引越し業者がおこなうなどして対応しているため、問題ありません。

本州から沖縄への引越しは料金が非常に高く、引越し業者に任せればどんなに安くて15万円を切ることはありません。ただ、沖縄への引越し料金が高くなる理由はフェリー料金の値引きができないからであり、フェリーを利用しないJR貨物の引越し方法なら、他の引越し業者に比べて安い料金となる可能性が高くなるのです。

そのため、沖縄への引越しを考えている方はJR貨物の見積もりを取るべきでしょう。

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2018.04.26

JR貨物はコンテナ便なのに定額制ではない

一般的に、JR貨物のように家財をコンテナに入れて引越し先まで運ぶ引越し業者は、コンテナの数によって料金が変動する定額プランを用意しています。しかし、JR貨物には定額プランは用意されておらず、引越しにかかる料金は見積もりを取ってみるまで分かりません。

なぜなら冒頭解説したように、JR貨物は「引越し業者」ではなく「運送業者」であり、自社でトラックや引越し作業をおこなう現場作業員を用意していないため、引越し作業を他社に任せる必要があるからです。また、引越し作業に当たる業者は現住所と引越し先で変わってしまうこともあり、提携している引越し業者の忙しさによっても料金の変動するため、どうしても定額プランを提示することができないのです。

もちろん、定額プランがないからと言って、JR貨物が他の引越し業者よりも高くなる理由にはなりません。しかし、定額プランのある業者に比べて料金面に不確定要素が出てきしまうことも事実であるため、JR貨物一社のみ見積もりを取るということは極力しないようにしましょう。

JR貨物は個別に見積もり予約を取る必要がある

JR貨物は引越し業者ではないため、「引越し侍」などの引越し見積もりサイトから一括で見積もり予約を取ることはできません。JR貨物の見積もりが取りたい場合はJR貨物の公式サイトの「お問い合わせフォーム」から個別に見積もりを予約する必要があります。

個別に見積もり予約をすることは大した労力にはならないのも事実ですが、時には引越し業者と引越し見積もりサイトが提携して値引きプランなどを用意していることもあるため、そういった特典を受けられない分お得感が減ってしまうことになるでしょう。

JR貨物を利用した引越しは家財が傷付きやすい

JR貨物のみならず、貨物列車とコンテナを使用して輸送をおこなう場合は家財が傷つきやすい傾向にあります。なぜならコンテナを使用する引越しでは,家財に梱包資材を巻かず丸裸の状態で積み込まれることが多いからです。

上でも説明した通り、JR貨物は引越し作業をおこなう実働部隊が存在しないため、引越し作業を協力会社に任せています。そのため現住所と引越し先で業者が変わってしまうことも多く、キルティングパッドなどの梱包資材を巻いたまま運び出すことができません。結果として家財はなにも梱包されてない状況で運び出されてしまうことになり、搬送中などに家財と鉄のコンテナがぶつかり合い、家財に傷が付いてしまうのです。

引越しが原因で家財に傷が付いた場合についても、JR貨物自体が引越し作業をしているわけではないため、補償は期待できません。協力会社が補償してくれれば話は別ですが、複数の業者が引越しに関わっている以上、「うちが傷付けたのではない」と言われてしまう可能性の方が高いでしょう。

作業品質にも不安が残る

さらに言えば、JR貨物の協力会社による引越し作業自体にも不安が残ります。基本的にアートやサカイといった大手引越し業者は、自分たちで長距離引越しができるためJR貨物の引越しの協力をすることはありません。JR貨物の引越しをしている協力会社は「自分たちだけでは全国の長距離引越しを契約できない」ような中小引越し業者や引越しを主な業務としていない運送業者ばかりです。

「アリさんマークの引越社」や「ハトのマークの引越センター」なども協力会社のようですが、前者は名前が知られているだけの中小引越し業者、後者は個人経営業者に対して名前を貸しているだけの組合であり、相当な品質のブレが予想されます。

従って、作業品質を重視する引越しには向いていません。アンティーク家具など数十万・数百万する家財を運ぶ場合や、壊したくない家財が一つでもある場合はJR貨物の使用を控えましょう。

JR貨物と比較するべき引越し業者

日本通運

日本通運は、JR貨物の協力会社の1つです。日本通運の営業マンから「鉄道コンテナ輸送で案内します」と言われた場合、JR貨物を利用しながら日本通運が協力会社として引越し作業をおこないます。時間指定や留め置きの無料期間についてもJR貨物に問い合わせるのと同じものが用意されているため、JR貨物を利用する際に日本通運に作業してもらいたいという場合はJR貨物ではなく日本通運に直接見積もり依頼を出すとよいでしょう。

しかし、日本通運を協力会社として選ぶ場合、引越し料金が高くなってしまう可能性が危惧されます。日本通運は数ある引越し業者の中でも特に料金が高い業者で、値引き交渉についてはほとんど期待できません。もちろん、他の協力会社に比べれば信頼できる業者であり、家財の補償についても東京海上日動火災保険が責任を持ってくれるため、傷が付きやすいコンテナ輸送でも安心できます。

また、日本通運には引越し事業部が用意されているため、JR貨物を経由しなくても単身引越しであれば定額制の単身パックが、家族引越しであればトラック輸送のチャーター便が用意されているため、鉄道輸送だけでなくそれらの見積もりも同時に比較することで、本当に鉄道輸送を選ぶべきかどうかを調べられます。

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2018.03.14

アリさんマークの引越社

アリさんマークの引越社もJR貨物の協力会社の1つです。アリさんの営業マンが「長距離エコ便で運ぶ」と言った場合はJR貨物を使って長距離引越しするということです。しかし、JR貨物とアリさんの組み合わせを狙ってアリさんの見積もりを取るのは正直おすすめできません。なぜなら、アリさんの事業所がないエリアへ引越しをする場合は引越し先で更に別の引越し業者を使うことになるからです。

日本通運の場合は全国に事業所があるため、現住所・引越し先共に日本通運が作業に当たってくれることが確約されています。しかしアリさんは事業所のないエリアも多く、そこへの引越しには協力会社を使うと公表されているため個別に見積もりを取る意味がありません。

そもそも、アリさんは名前が広く知られているだけで引越し業者の中では「中小企業」という見方をされており、家財補償は会社ではなく作業員自身に負わせているため会社的にも信用なりません。JR貨物に見積もりを依頼してアリさんが来るというのであれば致し方ありませんが、こちらからわざわざアリさんを選ぶメリットはまったくないため、個別に見積もりを取る必要はないでしょう。

アリさんマークの引越社の評判・口コミ~本当にこの引越し業者に任せて大丈夫?

2018.03.12

JR貨物は長距離引越しの条件指定を細かくしたときに便利!

  • 引越し先への到着日や時間を指定できる
  • 最大で10日間無料で家財を留め置きしてくれる
  • 全国47都道府県での引越しに対応
  • 梱包資材を巻かない分物損事故が起きやすい
  • 協力会社を利用するため定額プランが存在しない

JR貨物は引越し作業に協力会社を使っているため、作業品質に少し不安の残る業者ではあります。しかし、普通の引越し業者では真似できないほど細かく引越し条件を指定できる点については非常に高い評価ができる業者であると言えます。

また、10日間無料で留め置きができるということは、他の引越し業者との値段交渉において非常に強い武器になります。一般的な引越し業者では、留め置きをするだけで引越し料金とほぼ同金額を持ってかれることも多いです。そのため、「留め置きに費用が掛からない」という業者が存在するだけで引越し業者としては脅威になり得るのです。さらに言えば、JR貨物は引越し料金自体もそこまで高くないため、引越し見積もりサイトから予約した場合も対抗馬に上がってこない業者。

引越しの営業マンとしても、普段見ないJR貨物の見積書を出されると値引きせざるを得ない状況へ持ち込めます。

もちろん、引越し業者自身がJR貨物を「プラン」として用意しているため、こちらの意図とは関係なしにJR貨物の見積もりが取れる可能性はありますが、すべての引越し業者がJR貨物の協力会社ではないため、念のため個別に見積もりを取っておいた方がよいと言えます。

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