混載便って何?単身の長距離引越しを安く済ませる方法

引越し用語「混載便」を分かりやすくイメージした図
れな
進学の関係で、地方へ引越しをしなければいけなくなりました。持っていく家財は少ないため、できるだけ費用をかけずに引越しをしたいのですが、良い方法はありますか?
のぼる店員
家財が少ない長距離引越しでは「混載便(通称:ご一緒便)」がおすすめです。トラックを貸し切って引越しをおこなう「チャーター便」の半額程度で済ませられます。しかし、混載便はデメリットも大きいため、契約する前にきちんと確認しておきましょう。

単身の長距離引越し料金の相場

進学、就職、転勤、単身赴任など、単身者の長距離引越しの依頼は引越しの案件の割合としても非常に多いです。単身者だと運ぶ家財が少ないため、引越し料金も安いだろうと多くの方が感じていると思いますが、長距離の場合は見積もり金額にびっくりすることになります。

なぜなら、長距離の引越しでは引越し作業料の他に、トラックの往復のガソリン代、新居での他支社作業員応援費、高速料金などが引越し料金に上乗せされており、閑散期であったとしても10万円を超える引越し料金を要求されることはざらだからです。

仮に単身者で長距離引越しを安く済ませたいのであれば、「混載便」と呼ばれる引越しプランを利用しましょう。新居までの距離と季節にもよりますが、トラックを自分1人で貸し切って引越しをするチャーター便の半額程度で引越しを済ませることができます。

しかし混載便の引越し料金が安いのには理由があり、引越しをするにあたっても様々の条件をクリアする必要があります。

単身の長距離引越しを安くできる「混載便」って何?

混載便には様々な名称があり、引越し業者によっては「合積み便」や「ご一緒便」といった呼び方をしている場合もあります。混載便は、読んで字のごとく「複数の顧客の家財を1台のトラックに混ぜて載せる」引越しプランです。

混載便で契約した場合、現住所に来たトラックが新居まで運搬するのではなく、家財を一度支社まで持っていき、輸送用の大型トラックが支社に到着するまでの数日間は倉庫で家財を保管して、大型トラックが到着すれば載せ替えて運びます。

大型トラックの中には1件分の家財が入っているのではなく、あなたと同じく混載便で契約し、移動方向が同じである別の顧客の家財も入っています。大型トラックは顧客たちの最寄支社へ所々寄りながら降ろしていきます。最後に、顧客の新居の最寄支社が家財を新居に搬入して終わりというのが、混載便の流れになります。

1台のトラックで複数の顧客の家財を運べるということで、1件分の引越し料金を抑えることができるため、引越し料金はチャーター便の半額程度まで下げられるということなのです。チャーター便と比較し引越し料金の大幅な値下げはとても魅力的ですが、その分デメリットも大きいと言えるでしょう。

混載便で引越しをするデメリット

他の顧客の家財と混ざってしまう、受け渡しのトラブルが多い

混載便は大型トラック1台で複数の顧客の家財をまとめて運搬させる以上、他の顧客の家財と自分の家財が混ざってしまう可能性があります。大手引越し業者に任せれば、顧客ごとに家財を「かご台車」と呼ばれる台車に載せて、区切りをつけてから運搬してくれることもありますが、どの引越し業者でも必ずおこなっている作業というわけではありません。

新居への到着日を指定することができない

混載便で引越しをする場合、現住所の作業日は顧客側が決められますが、新居での作業日を決めることができません。

これも大型トラック1台で複数の顧客の家財をまとめて運搬していることが原因です。混載便用のトラックは積載量いっぱいになるまで積み込み作業をおこなってから新居方向へ移動を始めるため、自分の家財が大型トラックに積み込まれたからといって新居方向に移動するとは限らないのです。

一応、いつまで経っても家財が到着しないのでは顧客に多大な迷惑がかかるため、引越し業者では「〇月〇日までにはお届け」などと、受け渡し期限を設けていることも多いです。

しかし期限を設けているとはいえ、明確な到着日時については営業マンですら把握できないので、到着までには2~3週間かかる場合もあります。つまり、時間に余裕がない、すぐに新居で生活を始めなければいけない方の引越しなどはチャーター便を使った方がよい場合もあります。

距離が短すぎると混載便を利用できない場合がある

新居までの距離が近い場合は、混載便を利用したくても利用できない場合があります(業者によって基準が異なります)。具体的な距離で言えば、私が在籍していた引越し業者では、[都内→関東各県]程度の距離では混載便を案内することができませんでした。長野県も不可でした。

運搬する大型トラックが別会社の可能性がある

実は運搬用の大型トラックを自社トラックとして利用している例というのは極めて少ないのです。実際に最寄支社まで運搬しているのは引越し業者のトラックではなく、運送業社のトラックです。大型トラックは維持費や保管するための倉庫、場所に多額の費用を要するためです。

運搬用に別会社のトラックを使うと、そのトラックの中には引越し業者Aの顧客と引越し業者Bの顧客の家財が一緒になって運搬される可能性があります。自社内で家財が混ざり込んでしまった場合は対応できる場合がありますが、引越し業者またぎで家財が混ざってしまった場合はどうすることもできません。どこの家財があるのか分からなくなってしまうため、賠償金をもらうことはできるかもしれませんが、家財が戻ってくる可能性は低くなります

繁忙期は混載便自体やってないことが多い

引越し料金が半額程度まで安くなるのであれば、繁忙期(3~4月)にこそ混載便を使いたいところですが、多くの引越し業者では繁忙期に混載便を受け付けてはいません。理由としては、以下の3点になります。

  • 大型トラックが到着するまでの保管スペースが足りない
  • 最寄支社も忙しいため、引越しの依頼を受け付けてくれない
  • 利益が少ない

繁忙期は一時保管案件やチャーター便も多く、支社の保管倉庫はすぐにいっぱいになってしまいます。また、混載便を受け取る最寄支社も繁忙期のため忙しく、かつ利益額の少ない混載便は受け付けていないのです。

ただ引越し業者によって混載便を受け付けない日付は変わるものの、受付期間の長い引越し業者では2月中旬ごろまでに搬出できれば、混載便で用意してくれる業者もあるため営業マンに相談してみましょう。

いい加減な営業マンに混載便を任せてはいけない

家財が新居へ到着する日が決まっているチャーター便と違い、到着日が一切不明の混載便では、営業マンの日程管理や見積書の作成が非常に重要となります。

営業マンの見積書作成にミスがあれば、最寄支社まで家財が届くことはないかもしれません。家財受け取り日まで日にちが空いてしまう以上、本当にどうなっているのか分かりません。

また、混載便では長期間家財を引越し業者に預けることになるため、営業マンは真面目でしっかりとした人を、引越し業者はできるだけ大手を選んだ方がよいと言えるでしょう。

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