フェリーを使った引越しにかかる最低日数と料金相場・注意点

フェリーを使った引越しの注意点
ちはる
家族で北海道へ引越しするのですが、見積もり時に営業マンからフェリーを使うと言われました。長距離引越しは過去にも経験がありますが、フェリーを使うのは初めてで不安です。
のぼる店員
フェリーを用いた長距離引越しは、現住所で家財を積んでから到着まで大体1週間から10日ほどかかります。また、フェリー料金が引越し料金に上乗せになるため、どの業者に任せても引越し料金は高くなります。家財はフェリーに載せる際にコンテナに積み替えることが大半ですから、品質に信頼のおける引越し業者に任せるべきと言えます。

フェリーを使った引越しは難易度・料金がとても高い

元引越し営業マンの私からして、「最も面倒な引越し」と言えば新居までの搬送方法にフェリーを使わなければいけない引越しでした。

現住所から新居まで移動距離が長い(100km以上)引越しは、引越し業者に家財を預けている時間が長くなり面倒であるのですが、フェリーを使っての引越しはトラック搬送で済む長距離引越し以上に気にしなければいけないことがたくさんあるからです。

今回はフェリーを使った引越しをする際に注意しなければいけないことや、具体的な料金相場について解説していきます。

フェリーを使った引越しをする際の注意点

フェリーを使った引越しは引越し業者を複数社使う場合がある

フェリーを使った引越しのみならず、長距離引越しではよくあることですが、新居付近に自支社がない引越し業者にフェリーを使った引越しを任せた場合、新居での引越し作業は契約した引越し業者と協力関係にある別の引越し業者が作業をすることになります。

そもそも、「新居に自支社がない引越し業者がフェリーを使う引越しの見積もりに来るわけがない」と思う人も多いかもしれませんが、フェリーを使わないと引越しできないような場所に自支社を持っている引越し業者は少ないですし、上記の通り協力会社を利用すれば引越し自体はできるためそれが事前にわかっていても平然と見積もりに来ます。

さらにたちが悪いのは、契約した引越し業者ではない引越し業者も引越しに関わると言われれば、あなたが不安になることは営業マンも重々承知をしているため、「あなたが質問をしない限り」営業マンが見積もり中に協力会社を使うと説明することはないということです。

長距離引越しにおいて、複数の会社が関わるというのは責任の所在が分からなくなるということで非常に危険です。それに輪をかけて、フェリーを使う引越しでは直下の話題のように家財がなくなるリスクが高いものであるため、引越し業者の吟味は非常に重要であると言えるのです。下記にフェリーを使った具体的な引越しの事例についてまとめていますのでイメージをふくらませるためにも併せて御覧ください。

フェリーを使った引越しは家財をコンテナで運ぶことが多い

引越し業者がフェリーを使って家財を運ぶとき、基本的にトラックごとフェリーに載せるということはありません。なぜならトラックごと載せるとなると、帰りのことも考えてドライバーも一緒にフェリーに乗らなければいけなくなりますし、何よりも割高だからです。

そのため、フェリーのある港までトラックで家財を持っていき、フェリー用のコンテナに家財を積み替えて、家財の入ったコンテナを新居付近の港までフェリーで運び、また港で家財をトラックに積み替えるという作業が必要になります。

これは、どんな引越し業者を使っても家財を複数回入れ物に出し入れするため、家財が紛失・破損するリスクが高くなるというデメリットをはらんでしまいます。

さらに上記の通り、新居にも自支社がある引越し業者に任せれば、どこでなくなっても契約した引越し業者に責任を取ってもらうことができますが、新居では協力会社を利用する引越し業者に任せれば、「どこで家財がなくなった・壊れたのか分からない」と責任逃れが簡単にできてしまうことを意味します。

そのため、新居付近に自支社のない引越し業者とフェリーを使う引越しを契約する場合は、新居で家財がなくなったり壊れたりしたことが分かっても契約した引越し業者が責任を取るように約束させる必要があります。

フェリーを使った引越しは新居に家財が到着するまで時間がかかる

当前ですが、フェリーを使った引越しは長距離引越しの中でも群を抜いて時間のかかる引越しです。

各地方へ行くフェリーは毎日のように出航しているわけではありませんし、航行時間も馬鹿になりません。天候や航路によって時間も変わるため、一概にどのくらいかかるとは言い切れませんが、少なくても時間がかかることに変わりはありません。

実際に元引越し営業マンである私が見積もりに回っていた際は、「フェリーを使った引越しには一週間ほどかかると説明するように」と教育を受けていました。そのため、洗濯機は一週間ほど使えないということになりますし、家財として洋服を荷造りしすぎてしまうと新居に家財が到着するまで着る洋服がなくなってしまうこともあるため、普段の長距離引越しよりも余分に洋服を自前で持っていくようにして、新居付近のコインランドリーがどこにあるのかは探しておくようにしましょう。

フェリーを使った引越しは料金の値引きが難しい

自社でフェリーを所持している引越し業者は日本通運くらいしか存在しないため、基本的には引越し業者もフェリー会社に費用を払って運搬をしてもらいます。つまり、下請けするイメージなのでフェリー料金を値引きすることができず、引越し料金の総額も当然高くなります。

料金の目安としては、フェリーを使った時点で単身・家族問わず20万円が最低ラインと考えてよいでしょう。家族引越しであれば、場所によっては100万円を超えることも普通にあります。

もちろん、引越し作業にまつわるものなら値引きできますが、普通の引越しのように出し値の半額にまで値下がりすると言ったことはありません。

フェリーを使った引越しには信頼がおける引越し業者を利用する

フェリーを使う引越しについてまとめると、以下のように言うことができます。

  1. 引越し業者によっては現住所と新居で引越し業者が変わる
  2. 複数回にわたって家財を出し入れするため紛失・物損事故が起きやすい
  3. 引越しにかかる時間が長い(約一週間程度は見ておく)
  4. 引越し料金の値引きは難しい、最低20万円以上

フェリーを手配しないといけない関係上、フェリーを使う引越しというのはどこに任せても料金が高くなってしまうものです。値引きができたとしても割合的に見れば大きなものではなく、引越し自体の難易度も高いということから、コストよりも品質を重視して選んだ方がよいでしょう。

数ある引越しの中で最も作業内容が不透明であるフェリーを使った引越しは、引越し業者が悪意を持って作業にあたればどんなことだってできます。新居の引越し業者と現住所の引越し業者が違うため、責任がどちらにあるか分からないから家財の保証ができないということで、新居にフェリーで家財を運ぶためにフェリー用のコンテナに家財を積み替えている際に家財を盗難することが簡単にできるのです。

そのため、フェリーを使った引越しでは家財保証が最重要事項となり、少なくとも名の知れた大手引越し業者と話を進めるべきでしょう。「引越しを仕事にしている人が、家財を盗むなんてことはしないだろう」と考えることもあるかもしれませんが、実際に現場作業員による盗難事故は被害金額の大小関係なく頻繁に起きています

新居についてから後悔をしないように、しっかりと複数の引越し業者から見積もりを取ってよい業者を見つけるようにしましょう。

引越し業者の相見積もりを取る(引越し侍)

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