ピアノ・バイク・桐箪笥は引越し業者で運べるの?搬送方法が特殊な家財一覧

引越し業者が運ぶことができないもの(バイク・ピアノ・桐ダンスなど)イラスト
のぼる店員
引越し業者は物を運ぶプロではありますが、中には搬出入方法が特殊なものもあるため、専門業者に依頼を任せる場合もあります。冷蔵庫やソファなどの大きな家財はもちろんですが、ピアノや車・バイクについては引越し業者の判断も変わりやすいため営業マンの話をよく聞いておくようにしましょう。

引越し業者で運ぶことができない家財

引越しの見積もりの際に営業マンと一緒に家財を確認していると「これは現場作業員では搬出・搬入できないので、別途業者を入れますね。」と言われることがあります。初めて引越しをする方にとっては「引越し業者で運べない荷物」という意味が少々理解し難いことだと思います。

引越しの現場作業員は物運びのプロと言えますが、家財の中には多くの人手を使わないと運べなかったり、搬出入時に専門的な作業を要するものもあるため、すべての作業を引越しの現場作業員だけでまかなうことができないことも多いのです。

引越しの見積もりさえ取れば、営業マンが「現場作業員で運べる・運べない家財」を教えてくれるので、異常に心配する必要はないのですが、中には契約をもらうために無責任な作業工程を組む営業マンも存在します。

そのため、引越し当日に現場作業員から「これは引越し業者の私たちだけでは運べません。」と言われてしまい、営業マンと現場作業員が連絡を取るために引越し作業自体が一時中断になってしまうという家庭も少なくはありません。

また、現場作業員で運べるといっても、運ぶのに普段使わないような資材を使う必要のある家財も存在するため、引越しの見積もりに来た営業マンが、家財を見てどういう反応をするのかよく観察しておかなければいけません。

引越し時、搬送が特殊になることの多い家財

ピアノ

ピアノ運送専門業者がピアノを運んでいる様子

ピアノ、特にグランドピアノなどは非常に大きいため搬出入が難しいのはもちろんですが、それだけであれば引越し業者であっても運ぶことはできます。しかし、引越しの現場作業員ではピアノの調律ができないため、ピアノの搬送には引越し業者ではなく専門業者を利用することになります。

例えばアート引越センターに任せれば、現場作業員によってピアノの搬送と調律をやってくれる場合があるのですが、すべての支社でおこなっているサービスというわけではなく別途料金も発生するため、専門業者に任せているのと変わりはないと言えるでしょう。

専門業者に任せるということで、引越し業者にピアノ搬送を任せるとピアノ搬送料金の値引きは難しいため、ピアノを購入した際などに利用して、その後も懇意にしているピアノ運送業者がある場合は、そちらに任せた方が良いと言えるでしょう。

バイク・自動車

転勤で引越しをしなければいけなくなった場合、新居までの移動に車両を使うことを許されず、自動車やバイクを搬送しなければいけない場合があるのですが、一部例外を除いて、車両関係は引越し業者ではなく専門業者による搬送になります。

車両搬送は業者に車両を預けるタイミングが重要です。もし引越し日当日に車両を業者に預けた場合、新居に車両が届くのは1週間~10日後になることが多く、新居での生活に支障をきたしてしまいます。

新居ですぐに車両を使いたい場合は引越し日よりも前に車両を預ける必要があり、新居への到着日についても営業マン伝いに専門業者へ確認しないといけません。そして、実は原付バイク~250㏄バイク程度であれば引越し業者で運べる場合もあります。しかし、以下のような条件が揃ったときのみになります。

  1. 引越し業者がバイク搬送について承諾した
  2. 現住所の前の道路にパワーゲート付きトラックを停めることができる
  3. 燃料タンク内を空の状態にしてある

まず当たり前ですが、引越し業者によるバイク搬送は営業マンが搬送について承諾したときのみになります。また、バイクを人力のみで持ち上げることはほぼ不可能ですので自動で家財を持ち上げられるパワーゲート付きのトラック(下写真)が現住所前に留められるというのも重要な条件です。

パワーゲート付きトラックの例

また、引越し業者によるガソリンや軽油など燃料の搬送は「危険物」の扱いであり法律上運ぶことができません。燃料タンク内は空の状態にし、以上の条件が揃えば引越し業者でもバイクを運ぶことはできます。

桐箪笥、高級箪笥

仙台箪笥(160,000円)

手入れが難しい仙台箪笥(160,000円)

最近の引越し業者では、服が入っているタンスは洋服を入れたままで運ぶことが多いです。ひと昔前のように洋服をタンスから取り出しダンボール梱包をして、新居についたらダンボールから洋服を取り出しまたタンスにしまう必要はないため、こういったサービスをおこなっている業者を選ぶと引越し後が非常に楽です。

しかし、タンスの中に入ったままでも運べるのは洋服だけであり、和服がしまってある場合は、一度「和装ケース」と呼ばれる特殊なダンボールに和服を梱包する必要があります。

特に和服のしまってあることの多い桐箪笥は、和服の梱包だけでなく桐箪笥自体の搬出入にも注意が必要です。なぜなら、桐というのは触った跡が非常に残りやすいため、素手で触れば汗や指紋の跡が必ず残りますし、引越しの現場作業員がよく身に付けているすべり止め付きの手袋の跡も残ってしまう場合があります。

普段使いで付いた汚れ程度であれば拭くだけでも落ちることはありますが、引越し作業によって桐箪笥に付いた跡は、一般人の作業だけで落とすことはできません。

引越し作業で付いた桐箪笥の跡を綺麗にしたいときは、職人が桐箪笥全体をかんなで削る「削り直し」という作業が必要になります。削り直しは、一部分だけを削ると全体のコントラストが悪くなるため、桐箪笥全体を削る必要があり、費用も10万円を超えることは珍しくありません。

桐箪笥に跡を付けずに触るには薄手の白い手袋が必須となり、運ぶ際のキルティングパッド梱包もより丁寧におこなわなければいけません。比較的新しい桐箪笥を持っている方は、営業マンに対して必ず桐箪笥の搬送方法について質問しましょう。

冷蔵庫などの大型家財

新居が戸建てであり、リビングが2階にある場合は、大型家財の搬入が専門業者による吊り上げ作業になることが多いです。バルコニーが道路に面していて、道路幅が4m以上確保されており、周りに伝線が張り巡らされていない場合はユニック車による搬入になり、それ以外の場合は人力による吊り上げ作業となります。

引越し業者だけで2階へ搬入できる例としては、デザイナー物件などの「2階への階段が吹き抜けで広い」場合が挙げられます。

もちろんどんな方法を使っても大型家財が2階へ搬入できない場合もあります。下記に大型家財搬入のみでまとめた記事を用意しましたのでご確認ください。

特殊な搬送方法を知っている営業マンを選ぶ

上記の家財を持っている、もしくは条件に当てはまる場合、引越し業者選びで最も大事なことは、特殊な搬送方法について理解・経験がある営業マンを選ぶということです。

引越しの営業マンが家財搬送の手順を説明しなくても、理解さえしていれば問題なく手配はしてくれるでしょうが、それを確実なものにするためには、こちらから搬送について質問をしてみるしかありません。

特に桐箪笥は嫁入り道具の一つとして代々大事にしているという家庭も多いため、もし汗の跡や作業員の指紋が残った状態で放置されたら嫌ですよね。そういった悲劇を生まないためにも、該当する家財を持っている場合は営業マンに必ず質問するようにしましょう。

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