3月・4月の繁忙期に引越すことになった方へ。最初に結論をお伝えします。
この記事の結論(30秒で読めます)
- 繁忙期でも値引きはできる。ただし普段より幅は小さく、相見積もりがないとほぼ値引きされない
- 一番高いのは3月下旬。3月上旬なら下旬より約4割安い
- 4月は中旬以降に下がる(4人家族は下旬)
- 相場よりはるかに安い業者は、運送の許可や約款を確認してから決める
繁忙期は、見積もりが遅れるほど空いている業者が減り、値引きの余地もなくなります。日程が決まったら、まずは何社かの料金を並べてみましょう。
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繁忙期(3月・4月)の引越し料金相場【旬別】
引越し侍の利用者アンケートをもとにした、3月と4月の時期別・世帯別の料金相場です。
3月の引越し料金相場
| 世帯 | 上旬 | 中旬 | 下旬 |
|---|---|---|---|
| 単身(荷物少) | 46,700円 | 58,200円 | 88,000円 |
| 単身(荷物多) | 55,500円 | 75,000円 | 106,300円 |
| 2人家族 | 90,000円 | 120,000円 | 150,000円 |
| 3人家族 | 110,000円 | 130,000円 | 170,000円 |
| 4人家族 | 117,000円 | 140,000円 | 195,000円 |
4月の引越し料金相場
| 世帯 | 上旬 | 中旬 | 下旬 |
|---|---|---|---|
| 単身(荷物少) | 50,000円 | 40,000円 | 38,000円 |
| 単身(荷物多) | 65,000円 | 52,500円 | 50,000円 |
| 2人家族 | 102,340円 | 80,000円 | 80,000円 |
| 3人家族 | 120,000円 | 90,900円 | 86,000円 |
| 4人家族 | 127,000円 | 130,000円 | 90,000円 |
出典:引越し侍「3月の引越し料金相場」「4月の引越し料金相場」(2026年10月更新)
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表から分かるポイントは3つです。
- 3月下旬が年間で一番高い。4人家族だと約19.5万円
- 同じ3月でも、上旬なら下旬より約4割安い。単身なら4万円以上、4人家族なら約8万円の差
- 4月上旬はまだ高いが、中旬以降は大きく下がる(4人家族は下旬から)
ちなみに、通常期(5月〜2月)の平均は単身で約3.8万円、4人家族で約8万円です(引越し侍「引越し料金相場の早見表」)。3月下旬は通常期の2倍以上になる計算です。
「3月中ならいつでもいい」という方は、上旬に寄せるだけで大きく安くなります。ほかの月との比較は月別の引越し料金相場【早見表】で確認できます。
【元営業マンが解説】繁忙期に値引きしてもらえない理由
普段の時期は、引越し業者どうしでお客さんの取り合いをしています。ところが繁忙期は、黙っていても依頼が次々に入ってきます。業者がお客さんを選べる時期なので、安い仕事を無理に取る必要がありません。
繁忙期は「早く見積もりを取れば安い」が通じない
普段は、早めに見積もりを取るほど安くなります。業者はまだ件数が読めないので、1件でも多く押さえておきたいからです。
ところが繁忙期は、混むことが最初から分かっています。後から高い料金でも払うお客さんが来るので、業者はギリギリまでトラックを空けておきたいのが本音です。私が働いていた引越し業者では、繁忙期の見積もりを受け付ける時期が、次のように決められていました。
| 引越し希望日 | 見積もりの受付開始 |
|---|---|
| 2月下旬 | 12月は受け付けず、1月3日から |
| 3月上旬〜中旬 | 原則2月1日から(リピーターは除く) |
| 3月下旬〜4月上旬 | リピーターも含めて3月1日から |
受付の時期は業者によって違いますが、このように3月下旬〜4月上旬は別格の扱いです。この時期の料金はとにかく高く、私が見た中では200万円という見積もりもありました。繁忙期だけは、業者もお客さんを値踏みしていると考えておきましょう。
それでも値引きが通るのは「他社の金額」があるとき
繁忙期に1社だけで見積もりを取ると、営業マンは値引きをする理由がありません。「他社さんも呼んでいますか?」と聞かれて「いいえ」と答えたら、最初の出し値からほとんど動かないと思ってください。
逆に、他社の見積書があると話が変わります。繁忙期でも、業者ごとにトラックの空き具合は違います。たまたまその日に空きがある業者は、埋めたいので値引きに応じてくれます。どの業者に空きがあるかは、聞いてみないと分からないので、繁忙期ほど相見積もりが大事です。


繁忙期でも引越し料金を安くする6つの方法
- 3社以上から相見積もりを取る:空きがある業者を見つけるのが一番の近道
- 3月なら上旬、4月なら中旬以降に寄せる:数日ずらすだけで数万円変わる
- 土日・祝日を避けて平日にする:繁忙期でも平日は比較的取りやすい
- 時間指定をしない「フリー便」にする:業者が空き時間に組み込めるので安くなりやすい
- 荷物を減らす:トラックが1サイズ小さくなれば料金も下がる。不用品は引越し前に処分
- 良い条件が出たらその場で決める:繁忙期は迷っている間に空きが埋まる。2〜3社見たうえで納得できる金額なら即決したほうが結果的に安い
荷物が少ない単身の方は、単身パックも候補になります。繁忙期は通常の引越しが高くなるので、単身パックのほうが安くなるケースもあります。値引き交渉の具体的な言い方は、引越し料金をさらに安くする裏ワザや家族引越しの値引き交渉術で解説しています。
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繁忙期の引越しで気をつけたい3つのこと
1. 見積書の「抜け」はその場で直してもらう
繁忙期は、引越し業者が作業を頼んでいる専門業者(家財の吊り上げ、エアコン工事、ピアノ運送、フェリーなど)も繁忙期です。見積もりの段階で手配が抜けていると、後から頼んでも1週間以上先まで空きがないことがあります。
たとえば2階のキッチンに冷蔵庫を吊り上げる予定だったのに手配が漏れていたら、しばらく1階に置いたままになります。営業マンも忙しく、後から連絡してもなかなか対応してもらえません。見積書は営業マンが帰る前に、作業内容と追加料金を確認してください(→引越しの見積書で見るべき4つの項目)。
2. 午後便は夜になることもある
繁忙期の作業員は、1日に3〜5件の引越しを回ることもあります。午後便で契約すると、前の現場が押して作業開始が夜8時ごろになることも珍しくありません。時間を確実に押さえたいなら、朝一番の便を選びましょう。ただし、朝一番の便は料金が高くなります。
3. 相場よりはるかに安い業者は中身を確認する
繁忙期は、普段より多くのトラックや作業員を臨時で集めて対応する業者もあります。料金が飛び抜けて安い業者を見つけたら、次の点を確認してから決めましょう。
- 引越しの運送に必要な国の許可(一般貨物自動車運送事業)を持っているか
- 国が定めた「標準引越運送約款」を使っているか(→標準引越運送約款とは)
- 荷物が壊れたときの補償の内容が書面で示されるか
繁忙期は、安さだけで選ぶと「当日来ない」「梱包資材を使わない」といったトラブルに当たりやすい時期です。料金と一緒に、任せて大丈夫な会社かどうかも見てください。
繁忙期の見積もりはいつ取る?
| 引越し時期 | 動き始める目安 |
|---|---|
| 2月下旬 | 1月上旬(年明けから受付を始める業者もある) |
| 3月上旬〜中旬 | 1月中旬〜2月上旬 |
| 3月下旬〜4月上旬 | 日程が決まったらすぐ。受付前の業者は、受付開始日を聞いておく |
| 4月中旬以降 | 3月中 |
一括見積もりを使うと、その時点で受け付けている業者からまとめて連絡が来ます。受付前の業者を1社ずつ探す手間が省けるので、繁忙期とは相性が良い方法です。
まとめ:繁忙期は「日程」と「相見積もり」で安くする
- 繁忙期でも値引きはできるが、1社だけの見積もりではほぼ値引きされない
- 一番高いのは3月下旬。3月上旬なら約4割安い
- 4月は中旬以降に下がる(4人家族は下旬から)
- 見積書の抜けはその場で直す。午後便は夜になることも
- 飛び抜けて安い業者は、許可・約款・補償を確認する
繁忙期は、早く動いた人ほど選べる業者が多く、安く引越せます。まずは無料の一括見積もりで、希望日に空きがある業者と料金を確認してみてください。
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