「引越しはいつにすれば一番安くなるの?」という方へ。月だけでなく、旬(上旬・中旬・下旬)・曜日・時間帯まで含めて、元引越し営業マンが最初に結論をお伝えします。
この記事の結論(30秒で読めます)
- 一番高いのは3月下旬。一番安い時期と比べると約2.6〜3.1倍
- 安い時期は世帯で違う。単身は8月上旬、2人家族と4人家族は12月上旬、3人家族は9月上旬が最安
- どの月でも、下旬より上旬〜中旬、土日より平日、午前より午後が安い
- 時期を選んでも、相見積もりを取らないと安くならない
引越しの時期を決める前に、候補の日で料金を比べてみると、どれくらい差が出るかがはっきりします。
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引越しが安い時期ランキング【世帯別】
引越し侍の利用者アンケートをもとに、1年間を「月×旬」の36の時期に分けて、世帯ごとに安い順に並べました。
| 順位 | 単身(荷物少) | 2人家族 | 4人家族 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 8月上旬 28,300円 |
12月上旬 58,000円 |
12月上旬 67,000円 |
| 2位 | 2月上旬・9月上旬・9月中旬 30,000円 |
1月中旬 59,160円 |
1月中旬 70,000円 |
| 3位 | 12月中旬 30,120円 |
9月上旬・9月中旬・11月上旬 60,000円 |
6月上旬・12月中旬 74,000円 |
| 最高 | 3月下旬 88,000円 |
3月下旬 150,000円 |
3月下旬 195,000円 |
出典:引越し侍「1月〜12月の引越し料金相場」(2026年10月更新)の旬別・世帯別データ。3人家族の最安は9月上旬(60,000円)。
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上位に並ぶのは、ほとんどが上旬か中旬です。逆に、どの世帯でも一番高いのは3月下旬で、最安の時期の約2.6〜3.1倍になります。
なお、月の平均で比べると、最安は単身10月・2人家族1月・3人家族9月・4人家族12月です。単身は「8月上旬」がピンポイントで安い一方、8月の中でも時期による差があるため、月平均では10月が最安になります。
月ごとの平均料金と、各月の狙い目は月別の引越し料金相場【早見表】にまとめています。自分の世帯・月・旬の相場をすぐ知りたい方は引越し見積もりシミュレーションも使ってみてください。
引越し料金は「トラックの空き具合」で決まる
引越し料金の多くを占めるのは、トラックと作業員の費用です。業者はトラックを遊ばせておきたくないので、空いている日は大きく値引きし、混んでいる日は値引きしません。飛行機やホテルの料金と同じ仕組みです。
私が営業をしていたときも、「この時期は引越しが少ないと聞いていたから、高いとは思わなかったよ」とよく言われました。実は、閑散期のほうが人気の日と不人気の日の差がはっきり出ます。繁忙期はどの日も混んでいますが、閑散期は土日や月末だけに予約が集まるからです。
つまり、安く引越すには「安い月」を選ぶだけでなく、その月の中で空いている日を狙うことが大事です。
月より効く!引越し料金が安くなる日の選び方
1. 下旬より「上旬〜中旬」
引越しは、どの月でも下旬に集中します。賃貸の家賃が月単位で発生するので、月末に合わせて引越す人が多いからです。
業者にとって一番困るのは、上旬〜中旬はガラガラで、下旬だけ忙しい状態です。上旬〜中旬は人件費が無駄になり、下旬は残業代がかさみます。私の上司も「下旬の引越しを上旬か中旬に変えてくれるなら、半額まで下げていいぞ」とよく話していました。
日程を決めるときは、1日に決め打ちせず、上旬〜中旬で候補日をいくつか出して、業者に選んでもらうと値引きが通りやすくなります。
2. 土日・祝日より「平日」
土日・祝日は、閑散期でも予約が埋まります。3〜4月の繁忙期は、学生の移動や会社の転勤で平日も混むので差が出にくいのですが、閑散期は平日と土日の差がはっきり出ます。
同じ荷物を同じ場所に運ぶのでも、平日と土日で1万円以上差が出ることもあります。平日に休みが取れるなら、それだけでかなり安くなります。
3. 午前より「午後」、時間を決めない「フリー便」
「午前中に積んで、夕方までに荷ほどきを終えたい」と考える人が多いので、午前の便は人気です。そのため、午後の便や、業者の都合で開始時間が決まる「フリー便」は安くなります。
荷物が多い一戸建ての引越しでも、2日に分ける方法があります。
- 1日目の午後:ダンボールや、その日の夜に使わない物だけを積み込む(移動はしない)
- 2日目の午前:残りの家財を積み込んで、新居へ移動する
2日目の作業時間がぐっと短くなるので、業者は空いている午後の枠を使えて、値引きを引き出しやすくなります。
4. 「安い月」の土日は意外と高い
6月や11月は「引越しが安い月」と言われますが、どちらも祝日がない・少ない月です。祝日が少ないと、その分土日に引越しが集中します。私の経験でも、6月と11月の土日は、ほかの月の土日より割高になる傾向がありました。安い月を選ぶなら、平日とセットで考えてください。
なお、大安や仏滅などの「お日柄」は、料金にはあまり影響しません(→お日柄は引越し料金に影響するの?)。


時期を選ぶだけでは安くならない理由
引越し料金は、それぞれの業者が「今どれだけ忙しいか」で決まります。ところが、各社のトラックの空き具合はどこにも公表されていません。見積もりを取って比べてみないと分からないのです。
1社だけで見積もりを取ると、たまたまその日に忙しい業者に当たれば、安い時期でも高い料金を出されます。さらに、営業マンはほかに業者が来ないと分かると強気になり、値引きもしてくれません。他社の見積書ほど強い値引きの材料はありません。前に使って満足した業者でも、毎回ほかと比べることをおすすめします(→引越しの見積もりを1社だけで取るのはアリ?)。
何社も電話が来るのが心配な方は、やり取りを3社だけにしぼれるサービスもあります(→一括見積もりの電話を減らす4つの方法)。
まとめ:安い時期は「上旬〜中旬・平日・午後」
- 一番高いのは3月下旬。最安の時期の約2.6〜3.1倍
- 最安の時期は、単身8月上旬、2人・4人家族12月上旬、3人家族9月上旬
- どの月でも上旬〜中旬・平日・午後(フリー便)が安い
- 6月・11月の土日は意外と高い。安い月は平日とセットで
- トラックの空きは業者ごとに違うので、相見積もりで比べる
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