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電話見積もりで引越し手配~実際に家を見てもらわなくて大丈夫?

引越しの電話見積もりは注意点が多い
れな
一人暮らしのために引越し屋さんに電話したら、「この電話だけで見積もりが取れる」って言ってたよ。本当に大丈夫かなぁ?
ちはる
訪問見積もりの方が適正な量が分かるはずよね。それに業者間で相見積もりを取らせた方が安くなるはずだけど、一人暮らしだと量がある程度わかるからどこに頼んでも大体同じなんじゃないかしら。
のぼる店員
一人暮らしであれば、引越しの荷物が大方想定できるため、電話だけで済まそうとしたのでしょう。しかし「1円でも安く引越しを」と考えるのであれば、どんなに運ぶものが少なくても訪問見積もり、そして相見積もりを取得するのが確実です。またコスト重視で訪問見積もりを拒否するような言動が感じ取れたら、それは少し危険な場合もあります。

電話だけで本当に見積もりは取れるの?

引越しの見積もりと言われれば、営業マンが家に訪問して家財を確認するイメージが強いですが、状況によっては電話見積もりを打診されることがあります。しかし、電話見積もりだけで契約した案件は、当日のトラブルが非常に多い傾向があります。

しかも電話見積もりでのトラブルは、金銭的なトラブル以前に引越しが出来なくなるようなトラブルが多いのです。

電話見積もりで契約すると起こるトラブル

引越しの見積もり訪問が主流である理由は、家財を見る必要があるからだけではありません。「家財以外のもの」を確認しなければ、当日になって思わぬトラブルが発生してしまいます。

さらに、現場で起きるトラブルというのは、営業マンで対処できないものばかり、つまり現場作業員が対応しなければならないため、決裁権限が小さくあなたが泣き寝入りになってしまうことが多いのです。

トラックを現場近くに停められない

営業マンは見積もりの際に周辺の道幅や道路状況を確認し、トラックの進入経路を把握しています。周辺の情報を現場作業員に伝えなければ、家の前にトラックを停めることができず何百メートルも離れた場所から往復しなければいけなくなる可能性も出てきます。都心では少ないですが、写真のように丘の上に自宅がある場合は最悪です。できる・できない、ということもそうですが、作業時間を計算する上でも訪問見積もりは行うべきなのです。

特に多いのが、時間制限のある車両進入禁止を把握していないことによるトラブルです。

サカイ引越センターのトラック、搬入の様子

電話見積もりの場合は、申告されなければ配慮せずに見積もりをします。そのため、進入禁止中に引越しをしなければいけなくなる際は、トラックを進入禁止区域のギリギリ手前に停めておくしかありません。

更に現場から離れたところにトラックを停めておくということは、盗難防止のためにトラック見張り番を一人置いていかなければいけないため、作業時間も伸びてしまうことになります。車両進入禁止については、訪問見積もりであれば事前に確認できるので、このようなトラブルが起きることはありません。

特殊な搬出方法に対応できない

2階からの吊り下ろしやピアノの搬出など、特殊な搬出の有無を確認するためにも営業マンは訪問見積もりをしています。時には特殊な工具や業者へ別途外注する必要もあるからです。

特殊な工具を持ってきていない場合は、工具が到着するまで作業が進められませんし、業者に発注が必要なのにされていなければ、引越し自体が出来なくなることもあります。

トラックに積み切らない

当たり前ですが、家財を確認していないので当日用意されたトラックに積み切らないこともあります。トラックに家財が積み切らない場合は、追加料金を払ってもう1台トラックを用意してもらうしかありません。

営業マンに文句を言っても「すみません。上司に相談したのですが、追加料金をもらえないと絶対に走らないと言われました。」と言われてしまえば、どんなにこちらが怒鳴り散らしても引越しは進まず泣き寝入りです。

のぼる店員
引越しの営業一筋の熟練営業マンでも、何を運ぶのかを電話で聞いただけでは家の状況すべてを把握することはできません。それでも引越し業者や営業マンが電話見積もりを打診するのには、看過できない理由があるのです。

どうして引越し業者は電話見積もりをしようとするの?

引越し業者が電話見積もりを打診する相手は常に決まっています。それは、単身で引越しを考えている方です。単身者の見積もりを電話で済まそうとする理由は大きく分けて3つあります。

単身者引越しで使うトラックはほぼ一種類

一戸建てに住んでいる家庭とは違い、単身でマンションに住んでいる人たちの引越しは、総合積載量1.5トンのトラックを使えば積み切れることが多いです。

使うトラックさえ決まってしまえば、営業マンの貴重な見積もり時間を割くことなく電話だけで見積もりができるので、単身者が引越し業者に直接電話をすると電話見積もりを打診されることが多いのです。

引越し料金が安いため(単価が低い)

運ぶ家財が少ないということは、引越し料金も安くなります。単身引越しの相場は大体2~3万円のため、30分から1時間かけてその程度であれば、その時間に家族分の引越しの見積もりを営業マンに行かせたいと引越し業者は考えています。

特に土日は見積もり件数も非常に多いため、1件でも多く電話見積もりにすることができれば、その分多く見積もりに回れるということで、単身者は優先度が低くなってしまうのです。

営業マンの時間調整

営業マン自身から直接電話見積もりの打診があったときは100%「時間調整」です。引越しの営業マンは営業中に、見積もり以外にダンボール配達などもおこなっているため、時間がいくらあっても足りません。

電話見積もりだけで契約できれば、見積もり時間に充てていた分が自由時間になりますし、仮に電話見積もりを拒否されたとしても、電話で聞いた家財以外を確認すれば具体的な量が把握できるため見積もり時間の短縮につながります。

営業マンからの電話見積もりの打診は、単純に楽をしたいから電話をしてきているだけなのです。

引越しの見積もりは電話見積もりに向いていない

見積もりを取る時間もないくらい忙しい中で、引越しをしないといけない人もいるかもしれませんが、どんな状況であっても引越しの見積もりを電話で済ますことはおすすめしません。

引越し業者から電話見積もりを打診され、契約に至った上でのトラブルであれば、契約不履行として返金を要求できるかもしれませんが、こちらから電話見積もりを要求した場合は、何があっても文句を言うことができません。

また訪問見積もりの際に1キロのお米をくれるサカイ引越センターを筆頭に、多くの引越し業者では訪問見積もりの際に粗品を持ってきてくれます。

サカイ引越センターの見積もりでもらうことができる米(岩手県産ひとめぼれ)

電話見積もりで済まされてしまった場合は当然ですがこうしたものも受け取れません。引越しの契約をするということは同じなわけですから、もらえるものはもらっておいた方がお得ですよね。多くの業者から見積もりを取れば、粗品を受け取りながら、料金・作業品質・サービスについて断片的に比較することができます。

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