引越し業者の訪問見積もりの流れ~所要時間や注意点は?

ちはる
引越しの営業さんは何を見て引越し料金を見積もっているのでしょう。家財の量と引越し先までの距離をはかるだけなのに、会社によって大きく値段が異なる理由が理解できません。
のぼる店員
引越しの訪問見積もりは、大体30分から1時間ほどかけ、家財の量や引越し先までの距離以外に、引越しプランや引越し方法についての説明、トラックの空き状況確認、具体的な料金の相談、見積書の提示などを行います。また実際にお客さまに説明はしませんが、引越しにあたって「訪問しなければわからないこと」をいくつも確認しています。

引越しの訪問見積もりではどんなことをするの?

引越しの訪問見積もりというと、営業マンが家財を確認し、引越し料金を提案して終了。時間にして10分もかからないものだと思っている方が大半でしょうが、実はそれだけではありません。具体的な引越しの訪問見積もりの流れは以下のようになります。

  1. 挨拶(名刺交換)
  2. 家財チェック
  3. 資料説明
  4. トラックの空き状況確認
  5. 料金相談
  6. 見積書提示

挨拶(名刺交換)

まず、引越しの営業マンから名刺が渡されます。これと同時に訪問見積もり限定のプレゼントが受け取れることもあります。名刺には連絡先の他に、企業の取り組みや実績が乗っていることが多いため、間違えても捨てないようにしましょう。

極たまに名刺を渡さず(名乗らず)に見積もりを始める営業担当もいますが、そうした引越し業者はその時点で帰ってもらうようにしましょう。

家財チェック

引越しの営業マンは、家財チェックのときに、量以外にも様々なことを確認しています。具体的に私が訪問見積もりに伺っていた際よく見ていた項目を列挙します。

  • 天井・扉・廊下の高さや幅
    大きな家財がつっかえないか、出っ張っているところはないか、照明の種類などを重点的に確認。
  • 冷蔵庫のリットル数
    冷蔵庫の吊り上げ・吊り下げはリットル数で値段が変わるために、毎回確認していました。中身を見られたくないという方は、事前にリットル数を確認しておいて、聞かれたら数字で答えるようにしましょう。
  • 家具のメーカー確認
    大体の家具は問題ないのですが、「IKEA」の家具だけは確認必須。理由は、IKEAの家具は、分解しないと運べないor分解できずに運べないことが多いからです。また、IKEAの家具は引越し業者の保険対象外になることも多いため注意して下さい。

引越しのサービスやプランの説明

各社独自のパンフレットを使って、引越しの内容について説明をしてきます。どんなサービスを行っているのかも大事ですが、1番大事なのは標準引越運送約款について営業マンが触れるか触れないか確認することです。

標準引越運送約款について説明するということは、少なくても引越し業者に非があるときは保証してくれるということになります。標準引越運送約款の説明がない場合は独自約款を使用している引越し業者かもしれないので注意しましょう。

トラックの空き状況確認

資料説明が終わり次第、営業マンは会社へ連絡しトラックの空き状況を確認します。しかし、営業マンが確認してるのはトラックの空き状況だけではありません。

このタイミングで、上司から「契約していい最低額」も伝えられています。もちろん、引越し料金を決めるのは営業マンですが、値引きの最低額までは決める権限がありません。

引越し料金の相談

営業マンがトラックの台数と引越し日の日程を基に引越し料金を計算しつつ、上司から伝えられた「最低額」を下回らないように営業を行います。しかし、「最低額」以下で契約できる可能性は十分にあります。よく聞かれる「今ここで決めてくれるなら…」という殺し文句はあながち嘘ではないのです。

もちろん、値段だけで勝負してくるような営業マンには引越しを任せない方がよいですが、しっかりと資料説明や家財チェックをおこない、自分たちのためになるようなプランを組んでくれる営業マンから相談があったのなら、考えてみる価値はあります。

引越しの見積書提示

契約・未契約に関わらず、営業マンから見積書を渡されたら、その引越し業者の見積もりは終了です。

勘違いする方が多いのですが、あくまで見積書のため、サインや捺印は必要ありません。見積書は契約書ではありませんから、見積書に対してサインを求めてくる引越し業者はかなり怪しいと見て良いでしょう。写真の見積書はアート引越センターで一人暮らしを想定した際に取得したものです。サインや捺印の欄が無いことが分かります。

しかし、見積もり時に家財保険の申請書などを持ってきている業者もあり、そちらにもサインや捺印を求められることがあるので、なぜサインをしなければいけないのかを営業マンに確認しましょう。

引越しの相見積もりを取るなら余裕のある時間配分を心がける

以上のことを1人の営業マンがこなすため、見積もり時間はそれなりにかかります。特に家族の引越しや一戸建てからの引越しの場合、1時間では時間が足りなくなる場合もあります。

引越し業者の営業マンは、相見積もりを取られていることは承知の上です。しかし、自分の見積もり時間の最中に他社の営業マンが入ってくると、満足のいく説明や交渉ができないまま家を後にしなければいけなくなるため、あえてあなたがバッティングさせて料金を競わせようと考えている場合、それはおすすめできません。あなたを「騙そう」と思って見積もりをしている営業マンは意外と少ないので(いないわけではありません)、見積もりには各社時間をかけさせ、それぞれ単独で見積もりを取るのが引越し料金を安くするポイントなのです。

相見積もりをして安くなる理由は、1社ごとに値引き交渉をしていき、最安値で見積書を作ってもらい、それを他社の値引き交渉へ繋げるからです。見積もり時間を短縮するために、すべての業者を一斉に呼ぶ方もいますが、これは逆効果です。それでは、すべての業者が様子見の見積書を作り、上司に相談しようとせずに帰ってしまいます。

そのため、相見積もりを取るときは余裕をもって、目安としては1時間30分おきに引越し業者を呼ぶことをおすすめします。

引越し業者の相見積もりを取る(引越し侍)

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