サカイ引越センターは「勉強しまっせ引越しのサカイ~♪」と芸人さんたちが歌う強烈なCMから一躍有名になり、最近の会社であると勘違いされがちですが、実は今年で47周年を迎える大手引越し業者の一つです。今では一般的な「ダンボール無料」「キルティングによる梱包」などのサービスを初めて開始したのもサカイ引越センター。47都道府県全てに支社を持つのもサカイ引越センターのみ。
サカイ引越センター最大の売りは、作業研修のレベルの高さに基づく「作業品質の高さ」であり、実際にオリコン引越しランキングの「作業内容」部門において、2017年までの6年間ずっと1位。会社向けに利用される福利厚生「ベネフィット・ワン」での利用者数もNo.1。
反面、営業マンの対応や引越し料金の出し値の高さなど、悪い口コミの多さも目立ちますが、これは正直引越業界共通のことなのでご愛嬌…。本命業者としても、比較対象としても、確実に見積もりを取っておきたい業者と言えます。
サカイ引越センターってどんな会社?
サカイ引越センターは大阪府堺市に本社を構え、「まごこころこめておつきあい」をモットーにかかげる、創業47年の引越し業者の老舗です。
長年に渡り培われてきた知識や経験から来る作業の品質は、全国に4000社ほどあると言われる引越し業者の中でもトップクラスであるために、引越しで失敗をしたくないと考えるのであれば相見積もり時に絶対に呼んだ方がいい引越し業者と言えるでしょう。
そんなサカイ引越センターの特徴は、以下のようになります。
①サカイ引越センターはトラック所持数No.1の引越し業者
サカイ引越センターは、日本で一番トラックを所持している引越し業者です。またドラックの種類も豊富で、全て自社保有であることも強み。
※3678台(2018年2月時点)
トラック台数が多いということは、単純に受注できる引越し件数が他の業者より多くなるということなので、他の業者に比べれば多少強引な値引きも可能になります。引越し料金の値引きは90%以上が車両人件費から行われているため、相見積もり時に他社と比較しながら値引きを進めていく上では、サカイ引越センターの見積書が大きく指標となるのです。
特に引越し依頼が膨大に増える3~4月の最繁忙期の時期になれば、他の引越し業者がトラックが空いていないという状況でも、サカイ引越センターなら空きがある可能性が高く、繁忙期に引越しを考えるのであれば必ずと言っていいほどサカイ引越センターから見積もりアポイントの電話がかかってくることになるでしょう。
②サカイ引越センターは47都道府県に支社を持つ
意外かもしれませんが、47都道府県すべてに支社を持つ引越し業者はサカイ引越センターしかありません。
※187支社(2018年3月時点)
それだけを聞くと、「規模の大きい会社なんだな。」としか思わないかもしれませんが、実は長距離引越しを考える人にとって、新居付近に任せた引越し業者の支社がない場合は重大なトラブルへと発展することが多いのです。
支社数・拠点数が少ない引越し業者に長距離引越しを任せた場合、現自宅では見積もりに来た引越し業者が作業を担当してくれますが、新居までの移動は引越し業者ではない運送会社が、新居での引越し作業は見積もりに来た引越し業者ではない地元の引越し屋さんが作業をすることになるために、物損・紛失事故の責任所在があやふやになってしまいます。
しかし、サカイ引越センターに長距離引越しを任せた際は、新居までの移動には運送会社を使用せず、自社のトラックで移動します。更に、新居での作業もサカイ引越センターの作業員がおこないますから、仮に家財が紛失・破損が起きたとしても、すべての責任はサカイ引越センターにあるので確実に補償してもらえるのです。
長距離引越しでは本当に家財がなくなりやすいので、この差はかなり大きいと言えるでしょう。
③サカイ引越センターは本格的な作業研修をおこなっている
サカイ引越センターにおける現場研修は、敷地内に建てられた「研修ハウス」と呼ばれる戸建を使って実際に引越し作業を訓練します。
「研修ハウス」は、2階にキッチンがある、大きな庇(ひさし)がついているなど、あえて引越しがやりづらいように建てられているため、実際に顧客の引越しを受け持つことになったとしても、並大抵のことでは動じません。
「引越しの現場の人は下請けでしょ?」と勘違いされることがあるのですが、サカイ引越センターは全て自社社員。教育・研修制度にお金がかけられる引越し業者は、サカイ引越センターが唯一と言えるでしょう。
また、新人に教育を施す教官についても、作業面だけでなく言葉遣いや姿勢、マナーについても評価の対象となる「マイスター制度」というサカイ引越センター独自のテストを合格した「マイスター」と呼ばれる教官が指導に当たるため、サカイ引越センターの作業品質は他社よりも高いと言われています。
実際に、2017年まではオリコン引越しランキングの「作業内容」部門において、6年間ずっと1位を取り続けていました。2018年現在は、赤帽に1位を取られ2位に陥落してしまいましたが、赤帽は「単身者引越し」に特化した協同組合(赤帽は「引越し業者」ではない)であるため、作業品質のレベルに大きく差があります。そのため、総合的に見ればサカイ引越センターが作業内容1位であると言っても過言ではないでしょう。
④梱包資材の充実はNo.1
例えば今では普通になった「ダンボールの無料サービス」はサカイ引越センターが業界初の取り組みとして開始。基本50箱までダンボールは無料で支給されます。ただこれも、引越しの規模によって、何枚でも無料で受け取ることができます。
シューズボックスも2箱まで、ハンガーケースも5箱まで無料リース。箪笥、冷蔵庫の運搬もキルティングによって丁寧に梱包・運搬します。キルティング梱包技術もサカイが初。
その他、梱包・運搬に関するノウハウは大手引越し業者の中でも随一と言え、特に荷物が多い家族や、安心して引越しを成功させたい方、事務所の引越しなどでは高く評価を受けています。
⑤アフターフォローとオプションサービスが極めて充実
- 10分間サービス
引越し以外に関すること(家具の配置換え、草むしり、掃除、カーテンの取付等)を依頼できます。 - 6ヶ月以内の家具移動
大きな家具の移動を6ヶ月以内・同室内であれば依頼できます。 - ピアノの運送・移動
調律が必要な難しいピアノの運送も任せることができます。 - 不用品買取サービス
査定・送料等も全て無料で依頼できます。 - 車の引越し
長距離運転が心配な車の移動も陸送サービスが用意されています。 - ハウスクリーニング
引越し前、引越し後、また部屋以外のレンジフードなども依頼できます。 - 引越し挨拶ギフトの手配
事前に依頼し引越当日に手配させることができます。
特に引越し挨拶用のギフトは人気です。自前で準備すると荷物が増えてしまいますが、こちらは荷物を増やさず当日消化でき、かつ安いので非常に便利。300円~1500円と均一価格で用意されているため、予算を組みやすく、かつラインナップも充実です。
【参考】2021年オリコン引越しランキング有名どころ4社比較表
引越し業者 | 総合 | 作業内容 | コスパ | 営業対応 |
サカイ引越センター | 3位 | 2位 | 8位 | 5位 |
アート引越センター | 1位 | 3位 | 6位 | 1位 |
アリさんマークの引越社 | 7位 | 8位 | 10位 | 7位 |
日本通運 | 5位 | 5位 | 9位 | 4位 |
サカイ引越センターで見積もりを取る注意点
サカイ引越センターは、作業・現場作業員などの引越し面については高水準であると言えるのですが、営業マン・引越し料金などの見積もり面については引越し業者の中でも悪い方に属すると言われています。
なぜなら、サカイ引越センターの営業マンはほぼ共通して以下のようなことが言えるからです。
①サカイ引越センターの営業マンはとにかくしつこい
引越しの営業マンは時間との勝負です。繁忙期ともなれば、普通の引越し営業マンなら一日に10~15件の自宅へ訪問して見積もりを取ることを強要されるため、いかに早く顧客の心を掴むことができるかにかかっています。
しかし、サカイ引越センターは、営業マンの数を他の引越し業者よりも多くすることでこれを解消し、見積もりに欠ける時間を長くすることを心がけています。
これだけを聞くと、「親切に説明してくれるのだろう。」と思うでしょうが、蓋を開けてみると説明は5分程度で、契約交渉に全精力を注ぎます。あなたが相見積もりを取ると伝えようものなら、残りの時間を精一杯使って「うちで決めてください!お願いします!うちで決めてくれないと困るんです!」と、即決すると言うまで延々と居座ります。
確かにどんな引越し業者も、一度即決を断ったぐらいでは帰ってくれませんが、サカイ引越センターのそれは群を抜いていると言えます。しかしそれ以上に安く・正確に引越し作業を行ってくれます。「確実に決めたい」ならともかく、中途半端な気持ちでサカイ引越センターを見積もりに呼ぶと痛い目を見ます。
この何日かアーク、サカイ、アリさんの営業マンと喋ったけど、
押しに弱い性格の人とか、めんどくさがりな性格の人だったら、まちがいなくサカイで契約だなと思った。
業界一な理由は安いとかじゃなく、しつこいから、だな〜と。— レサ (@resa240) May 17, 2014
②サカイ引越センターは値引きのやり口が汚い
各営業マンによっても営業スタイルがあるため言い切れませんが、サカイ引越センターの営業マンの多くは、出し値をボッタクリ料金にして異常な値引きをすることで、引越し料金を安く見せるという手法をよく使います。
サカイ引越センターよりも前に他の引越し業者の見積もりを取っていれば、サカイ引越センターの出し値が異常であることに気付き、「なぜ他の業者に比べて倍も高いんだ!」と指摘することもできますが、サカイ引越センターもぼろが出ないように、「一社目の見積もりはぜひ当社にやらせてください!」というアポイント電話をどの業者よりも早く入れて、日々顧客を翻弄します。
そのため、上記のことも合わせて、サカイ引越センターの営業マンが見積もりに来ても絶対に即決をしてはいけません。仮にサカイ引越センターの営業マンから「今ここで決めないと、この金額では無理ですよ?」と言われても、当日すべての引越し業者の見積もりが終わった後に連絡すれば「喜んで当社でやらせていただきます。」と言ってくるくらいには意地汚いので、安心してください。
あわよくば高値で契約させようとたくらむ営業マンが多いものの、しっかり吟味し、他社と比較して料金交渉すればサカイ引越センターの引越し料金は安く抑えられます。
サカイ引越センターに引越しを任せたいなら相見積もりは必須!
以上の点からサカイ引越センターをまとめると、
- 超老舗大手引越業者
- 業界で初めてダンボール無料サービス、キルティング梱包を開始
- 作業研修・教育に最も力を入れており品質はダントツ
- 梱包資材の充実やオプションの幅はNo.1
- 営業マンはとにかくしつこい
- 提示される引越し料金は信用できない(しかし結果的に安くなる)
- 作業員の品質はピカイチ
つまり、見積もりに来たサカイ引越センターの営業マンが、あなたの不愉快になるような行動を取らず、提示された引越し料金にも納得がいくようであれば、サカイ引越センターで決めてしまっても構わないかな、というのが私の意見です。
しかし、2018年のオリコン引越しランキングでサカイ引越センターと他社を比較してみると、アート引越センターに対して「作業内容」以外で全敗しており、アート引越センターの見積もりを取る前にサカイ引越センターで決めてしまうというのは多少不安が残る印象です。
もちろん、これはあくまで「サカイ引越センターの全体的なイメージ」であり、あなたの家に来るサカイ引越センターの営業マンが絶対にしつこい人と決めつけるわけでも、サカイ引越センターに頼めば絶対に家財が壊れないと断定するものでもありません。
あなたが良いと思える引越しをするためには、あなたが信用できると思った営業マンに、あなたが安いと思った引越し料金で引越しを契約するより他ありません。
それを実現するためには、ここの引越し業者に任せようと山を張るよりも、複数の業者から見積もりを取る相見積もりをした方がよいと言えます。もしかしたら、名前も聞いたことのない業者の営業マンがとても親切で、作業内容もしっかりしていて、料金も安いなんてこともあるかもしれません。そのため、見積もりを取る際は相見積もりを取り、サカイ引越センターは最後に来る引越し業者として呼ぶようにしましょう。
沖縄のサカイには、変な営業の人もいます、
その変な人が、名刺には、営業講師と書かれているんです
はっきりいうと、アートとか、沖縄配送の人の方が、
営業は、いいと思います。
私が即決しないというと、変な顔をして、じゃーいいですと、出たいからですょ、
ベランダから見てみると、お客の文句を言いながら、
車の近くでタバコを吸って本当にこんな引越し業者で、したくないなと、アートさんに今回は、決めました。
なのでは、はっきりいうと、沖縄のサカイでは、絶対に引っ越しやめたほうがいいと私は、思いました。
見積もりとろうとおもっている方、さかいの営業を呼んだ方名刺は、絶対に見たほうがいいですょ、
講師ってついている名刺は、絶対に、態度が上からなので自分が思ったよりも高くお金出そうとしますょ!
沖縄配送とかは、2万円とかで引っ越しできますょ!
めちゃくちゃわかります!
私は大分のさかいですが、営業主任とか書いてあるけれど私からすれば唯の詐欺師のようなやつでした!
この記事は事実です。
他社の2倍の値段で提示され、減額した価格は他社より20万も高かった。一時間半も居座られ、女一人で見積りで押しに負けてしまい契約してしまいました。
他社の見積り営業をさせないために、営業がしつこいから、などと嘘をつき、追い返してしまい、他社の見積りをさせないこともありました。
引っ越し作業自体は問題なくやってくれるのに、この営業の仕方が全ての印象を悪くしている
サカイ引越センターの営業が来て見積をみるとあまりに高い、作業員の日当が1日8万円となっている。「高いので、他社の見積をとってみます。」と言うと、「半額にするから契約してくれ」と言う。初めからぼったくり見積をしていたのがわかったので、お帰り頂いた。アートなど他の2社の見積は、ほぼ同額で、サカイの半額見積もりより3割安かった。
サカイは3倍のぼったくり見積で受注ができれば儲けもの、高いと言われれば半額を提示して受注するやり方です。それでも相場の1.5倍価格でもうかるという会社です。
サカイは中国でよくあるビジネスを行う会社です。