できれば信頼のおける引越し業者に任せたい!
これがあなたにとって初めての引越しであれば、そう思うのは普通のことです。
- とにかくスムーズにトラブルなく終わらせたい
- 家財量が多く補償が心配
- 長距離引越しなので信頼できるところがいい
- 作業品質が高く大手に頼みたい
そうした方におすすめなのがアート引越センターです。
アート引越センターのすごいところは何と言っても顧客のニーズに合わせた引越しプランのバリュエーションです。引越し満足度を調査する「オリコンランキング」では2017年度総合1位。他の引越し業者が「費用がかかる」という理由で扱っていないプランも、アート引越センターでは対応できる配慮の細かさが業界最大手たる理由なのかもしれません。
ただし、アート引越センターは全体的に「お高く留まっている」印象が強いので、お得感を求めている方はサカイ引越センターやヤマトホームコンビニエンスなどと比較するといいでしょう。
アート引越センターってどんな会社?
アート引越センターは昭和52年から店舗を構える引越し業界の最大手であり、売上・作業件数に関して、同じく引越し業界の最大手であるサカイ引越センターと熾烈な首位争いを繰り広げています。
そんなアート引越センターが高い評価を得ている理由や、アンケートで多く寄せられた口コミを集計したポイントを紹介していきます。
①顧客満足度が「圧倒的」に高い
アート引越センターの特筆すべき点は何と言っても顧客満足度の高さです。
実際に引越し業者を利用して引越しをした人々のレビューによって形成されるオリコン引越しランキングにおいて、アート引越センターは2017年と2018年連続で総合1位に輝いています。
アート引越センターの顧客満足度が高い理由
引越しを安売りしない
アート引越センターは自社の引越しについてその品質に自信があり、余りにも安売りをしてしまうと、「安かろう悪かろう」ということでかえって良い評価が帰ってこないということを理解しているのです。
そのため、アート引越センターは無理な値引きを一切しません。
言い換えると「引越し料金が他社より高い」ということになります。
アートクオリティカード
「アートクオリティカード」とは、アート引越センターを利用して引越しをした人から直に意見をもらうことのできる取り組みです。
アート引越しセンターで引越しをすると、作業完了後に現場作業員から当日の作業だけでなく、見積もりに来た営業マンの対応などの評価も書くカードを渡され、「意見を記入した後に、ポストに投函してください。」と言われます。
このカードは、実は現場作業員の給与査定と綿密に連動しており、アートクオリティカードで評価の高い現場作業員は給与が上がるため、顧客から良い評価をもらえるよう現場作業員の頑張りもひとしおというわけです。
ダック引越センターは2017年9月末に事業撤退
価格の安さと高い顧客満足度で人気のあった「ダック引越センター」は、2011年9月に「アートバンライン」というアートグループの物流会社に吸収合併されこれまで営業を続けていましたが、2017年9月末に完全事業撤退。
ダック引越センター、アートバンラインで活躍した営業マンや作業員がアート引越センターへ異動となったため、他の引越し業者よりも顧客満足度が高くなるのは元引越し営業マンの私としても頷けます。
これが功を奏してか、2018年オリコン引越しランキングにおいてアート引越センターは、「作業員の対応」で1位、作業内容で3位とどちらも高い水準を獲得しています。
②46都道府県に支社を持つ
アート引越センターは、佐賀県を除く46都道府県に支社を持つ大企業であり、佐賀県の引越しについては隣接する各県の支社が分担して引越しをおこなっているため、長距離引越しを自支社でまかないきることのできる数少ない引越し業者です。
長距離引越しをすべて自支社でまかなえるということは、家財の紛失・破損があった際の責任はすべてアート引越センターにあると言い切れるため、顧客側としては安心できます。
ただしアート引越センターは、2015年に作業員が顧客の高級バッグ(総額400万円相当)を盗難し、インターネットオークションに出品していたことについて、事件に発展するまでは知らぬ存ぜぬを貫いていたため、安心しきることはできません。
なお47都道府県全てに支社を持っている引越し業者はサカイ引越センターのみとなります。
③気の利いた引越しサービス・オプションが豊富
アート引越センターは、他の引越し業者にはない個性的で使いやすい引越サービスが充実しています。
まずは、「当日引越し作業にあたる作業員が男性ばかりだと怖い。」という単身女性には、現場作業員全員が女性で構成されているレディースパックがおすすめです。作業員を全員女性で構成すると約束できる引越し業者はアート引越センター以外ありません。
力が必要な引越し作業も、女性だからといって劣るわけではありません。このように女性1人でも大きな冷蔵庫をすいすい運んでいます。
支社によっては希望さえすれば見積もりに来る営業マンも女性を選ぶことができるなど、女性社長ゆえの心配りを感じるところですね。
さらに、「大家族だから食器が多くて荷造りが大変」という家族のためには、食器をダンボールに荷造りせずにそのまま持っていくことができる「エコ楽ボックス」という梱包資材を無料で貸出ししてくれるのも、アート引越センター唯一のサービスです。他の引越し業者にも似たような梱包資材はありますが、大抵は有料であり、しかもエコ楽ボックスよりも使い勝手が悪い物ばかりです。
さらには、成約時に新生活に必要となるカーテンをプレゼントしてくれる「学割プラン」、60歳以上の人々を対象に、アート独自の資格である「暮らしの整理士」が家財整理や整頓についてアドバイスをしながら引越しを提案してくれる「シニアパック」など、老若男女に合わせた「かゆい所に手が届く」プランを提供しているのが、アート引越センターの強みであると言えるでしょう。
【参考】2018年オリコン引越しランキング有名どころ4社比較表
引越し業者 | 総合 | 作業内容 | コスパ | 営業対応 |
アート引越センター | 1位 | 3位 | 6位 | 1位 |
サカイ引越センター | 3位 | 2位 | 8位 | 5位 |
アリさんマークの引越社 | 7位 | 8位 | 10位 | 7位 |
日本通運 | 5位 | 5位 | 9位 | 4位 |
アート引越センターで見積もりを取る際の注意点
アート引越センターの営業マンは、オリコン引越しランキングで2017年、2018年と連続で1位を取っていますが、以下にまとめる問題・デメリットがあります。
さらに、営業マンではなく会社として・引越し業者としても致命的な仕様もありますので、アート引越センターを見積もりに呼ぶのであれば、営業マンの話はしっかりと聞きましょう。
①アートの営業マンはあまり値引きをしない
営業マンによる多少の差はあるものの、アート引越センターの営業マンは値引き交渉に対してはすんなりと頷いてくれません。なぜなら、あまりにも引越しを「安売り」をしてしまうと顧客満足度が下がってしまうことを会社全体として教育しているからです。
その最たる例が競合のサカイ引越センターです。サカイ引越センターの営業マンは、その場で即決をしてもらうために、時には異常な値引きをして半ば強引に顧客へ契約を迫ってきます。確かに大幅な値引きをしてもらえることは嬉しいでしょうが、もし、
と矢継早に迫られ、「それ、会社大丈夫?」と心配になってしまうほど。仮にこの条件で契約した際に、大規模な物損事故が起きたらあなたはどう思うでしょうか。私なら「安かろう悪かろうだな。やっぱりアートの話も聞いておけばよかった。」と後悔するはずです。
アート引越センターの営業マンであれば以下のような営業手法を取ってくるでしょう。
といった塩対応がアートの特徴。これは詰まる所、「自分で引越し業者を選んでアート引越センターに決めた」という感覚を顧客に持たせるための上手い言い回しです。
多くの引越し営業マンが前者のようにガツガツした交渉をしてくる中、一人だけ後者のような大人の対応をしてきたら、嫌でも記憶に起こりますし、何となく信頼できるような気持ちになりますよね。そのため、アート引越センターの営業マンに対する顧客満足度は高いのです。
もちろん、顧客満足度が高いと言っても値引き交渉には応じてもらいにくいわけですから、1円でも安く引越しがしたいという人にはアート引越センターは向いていないと言えます。
引越業者は結局一番高かったけど、営業マンの物言いが信頼出来る印象だったのと(良いこと聞けたし)、今までの実績を見てアートに決めたった。内部で問題あるの知ってるけどね。
後はちゃんとした作業員を派遣してくれますように。— ベクシャンテ☆ (@teratepa) November 3, 2015
②「定休」がある、毎日引越し作業をしているわけではない
アート引越センターを除く多くの引越し業者は、現作業員についてはシフト制を取っていて、年末年始以外は休まずに営業しています。見積もりを取るタイミングが余りにも遅くならなければ、ほぼ365日引越しを契約してもらえます。
しかし、アート引越センターは月に一度、営業マンや現場作業員関係なく全員が休みになる「定休」が設定されているため、あなたが引越しを希望する日にアート引越センターが定休日であった場合、引越し日を変更するか他の引越し業者と契約することを余儀なくされます。
そのため、アート引越センターの見積もりを取る際は、見積もりアポイントの電話がかかってきた時点で定休日がいつかを聞くようにしましょう。
アート引越センターの定休日については、昔からあるわけではなく2017年8月より始まった比較的新しい制度です。ニュースなどでは「従業員の定着のため」としていますが、実際は労働基準監督署からの指示であり、苦肉の策であると言えるため、労働環境が改善されたとなされれば定休制度はまたなくなるかもしれません。
「定休があるなんて、さすが大手のアート引越センターだ」と理解するのは勘違い。
東京労働局王子労働基準監督署は19日、労使協定(36協定)を超える違法な長時間労働をさせたとして、引っ越し大手の「アートコーポレーション」(大阪市)と同社京北支店(東京都北区)の支店長だった40代男性を労働基準法違反容疑で東京地検に書類送検した。
アート引越センターは料金が高い!しかし品質・サービス・補償はダントツ
- オリコンランキング2年連続総合1位
- 他の引越し業者にはない個性的で便利なサービスが多い
- 顧客満足度が営業・現場共に高い
- 他社に比べて引越し料金が高くなる傾向にある
- 定休日があるため、見積もり前に調べておく必要がある
特にアート引越センターの「値引き交渉」に関しては全国4000社の引越し業者の中でもトップクラスに難しいと言えます。
そんなときに役に立つのが、複数の業者から見積もりを取る「相見積もり」です。アート引越センターの営業マンの得意文句に「他の引越し業者を見てから決めてくださってもいいんですよ?」というものがあるのですが、もしアート引越センターよりも先に他の引越し業者の見積もりを取っていた場合は話が別です。
もしアート引越センターの営業マンが高い引越し料金を提示してきた後、アート引越センターよりも安い料金で作られた他業者の見積書を見せた場合、涼しい顔をしていてもアート引越センターの営業マンですら内心ひやひやです。
他業者の金額まで落としてくれるかはわかりませんが、少なくても同金額に近い数字までは確実に落としてくるでしょう。また、複数回アート引越センターを利用している場合は、前回の見積書を見せれば前回の金額とほぼ同額で引越しをすることができます。そのくらい、実物の見積書というのは重要なのです。
あなたがどんなに口頭だけで「他社より高い!高すぎる!」と言っても、営業マンは相手にしてくれません。営業マンから確実に値引きを引き出すには、実際に金額が書いてある引越しの見積書を見せるのが一番なのです。相見積もりさえ取れば、複数の引越し業者から見積書を無料でもらうことができますし、もしかしたらアート引越センターよりも魅力のある引越し業者に出会えるかもしれません。
引越し料金の値引き交渉と引越し業者の吟味、そのどちらもするために相見積もりはしっかりと取りましょう。
引っ越しは普通、午前中から動いてもらって、3時には遅くても引っ越し先に移動できると、勝手に信じていました。午後に始まる便にされていたとは、全く気がつきませんでした。老夫婦で早起きの私達は、15時から始まって、20時にやっと運び終わる、それから、予約していたホテルに向かう、22時に着くという、20時には寝ている私達にとって、疲れきった1日でした。営業マンが悪かった。ひどい引っ越しでした