引越しをキャンセルする方法~他社のダンボールを使ってしまった

のぼる店員
『お世話になっております。引越しペディアの、のぼるです。来週のお引越しの件についての連絡なのですが…』
ちはる
引越しペディアさん、それどころではないの!ほかの引越し屋さんから「うちで契約したんだから、キャンセルするならダンボールを会社まで持ってこい」って言われちゃったのよ!でも私、「無料」って言うものだからダンボール使っちゃって…
のぼる店員
『他社のダンボールを使ってしまったんですか。その場合はダンボール代をその会社に支払わなければいけなくなるかもしれないので、もう一度連絡を待つしかないですね…』
ちはる
「無料」でいいって言ったのに!?

引越しの「契約」はキャンセルできるの?

引越しの相見積もりを取るうちに、最初に契約していた業者よりも価格も安くサービスも充実した条件を提示する業者が出てくることは大いに考えられます。今回のように「ダンボール無料」というサービスで条件を提示してきた場合など、前後関係がわかりにくくなることも多いでしょう。

実際にダンボールを受け取ってしまって、その引越し業者に依頼するつもりがない場合「引越しのキャンセルができるのか」「キャンセル料がかかるのか」というところが気になります。

これは「キャンセル料はかかりませんから」と営業が言ったとしても、状況によってはキャンセル料を払わなければいけなくなります「営業マンを信用していたのに!」と思うかもしれませんが、標準引越運送約款やパンフレットに記載されている内容に沿った請求なので文句は言えません。

また、見積もり内容によっては「契約してるなんて思ってなかった」という人も非常に多いです。実は、引越し業者が「契約」と判断するサインは非常に分かりやすいです。

無駄にキャンセル料を払わされないように、まずはそちらをご紹介します。

ダンボールを受け取る=引越し契約成立

多くの引越し業者ではダンボールを無料でサービスしてくれるところが多く、それが決め手で契約したという方も多いと思います。引越し業者のパンフレットのサービス欄をよく見ると、小さく「ご契約のお客様にはダンボール〇〇枚プレゼント」と記載されています。

つまり、「ダンボールを渡す」という行為は引越し業者からすると「当社で引越しするんですよね。はいどうぞ。」と契約を裏付けるサインとして取り扱われています。

仮に契約していない引越し業者のダンボールをもらっても、決して使ってはいけません。

ダンボールはキャンセル時に返す必要がある

ダンボールは、契約したお客様に使ってもらうためにあるので、キャンセルするならばすべて返さねばなりません。

そのため、返すダンボールを使ってしまうと使った分の料金を請求されます。引越し業者は渡したダンボールの枚数も数えているので、嘘をついてもすぐにばれてしまいます。

返す方法としては、自分で引越し業者の事務所にいって直接返すか、郵送でも引き取ってくれますが、それよりも簡単な方法があります。

ダンボールは改めて契約した引越し業者に返送依頼する

意外かもしれませんが、改めて契約した引越し業者の営業は喜んでダンボールの返却作業をしてくれます。なぜなら、もう一度他社に契約し直される確率が減るからです。

見積もり後に返してほしいときは、ダンボールを持ってきたときに相談しましょう。最もよいタイミングは見積もり最中に他社のダンボールが手元にあることを相談することです。

そうすれば、ダンボールを持っていってもらえるだけでなく値引き交渉の一つとして使えるので、有効に活用しましょう。

のぼる店員
ダンボールくらいで一喜一憂するのかと思うかもしれませんが、一度の引越しで使うダンボール代は、ガムテープなどを含めると1万円以上となります。1支社で1ヵ月に使う資材代は、繁忙期でなくても1000万円近くになるため、無駄に使われるのは困るのです。

引越しのキャンセルに料金がかかる期日

特定の条件を除けば、引越しのキャンセルに料金は発生しません。「特定の条件」とは、標準引越運送約款第8章「運賃」の項目に書いてあります。

  • 引越し予定日の前日にキャンセルした場合:運送料の10%
  • 引越し当日にキャンセルした場合:運送料の20%

引越し業者によっては引越し料金全体から算出しようとしてきますが、「運送料」とは引越し料金すべてを指す言葉ではありません

引越し料金とは車両費・人件費・付帯作業費の合計を指す言葉です。その中の運送料、つまりは運賃の10%か20%の支払いを、標準引越運送約款では求められています。

そうはいっても、料金が発生することに変わりはないので、やむを得ない事情で引越しできなくなった場合はすぐに連絡をしましょう。

引越しのキャンセル料を払う必要のないケース

内容確認の連絡がないとき

引越し業者は、引越し予定者に対して配送日の2日前までに、引越し内容を確認する連絡をしなければいけないと標準引越運送約款第3章で述べられています。

つまり、引越し業者はキャンセル料が発生する前日までに連絡をしなければいけないのです。連絡がなかった場合は、キャンセル料を払う必要はありません。

引越し業者側に責任があるとき

当前ですが、引越し業者のせいで引越しができなかった場合は、キャンセル料を払う必要はありません。

引越しのキャンセルをしたくないなら期間を空けずに見積もりを取る

引越しをキャンセルせざるを得ない状況になる最大の要因は「一社ごとに日にちを分けて見積もりを取得してしまっている」ためです。

引越しの見積もりには時間がかかるし同じ話を何回も聞くのは嫌だからと、何日にも分けて見積もりを取る人がいます。しかし実際は、見積もり日を分けるほうが負担も大きく、あなた自身が損をする可能性が高くなります。

あえて1日にすべての引越し業者の見積もりを取る方が比較もしやすいですし、見積もり時間は1社につき1時間程度なので、お昼前には全部終わってしまうこともあります。同じ話を聞くという意味だけなら日にちを分けても同じことです。見積もりは、時間を区切って同じ日にすべて取ってしまいましょう。

なお、引越し業者から家具や家電を購入してしまった場合、引越しそのもののキャンセルは可能でも家具・家電のキャンセルはできない場合もあるため注意して下さい。

引越し業者の相見積もりを取る(引越し侍)

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