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もう住みたくない!角部屋マンションへの引越し~7つのデメリット

れな
角部屋への引越しを考えているのですが、空き巣が多かったり、意外と住んでみて不便があると聞きました。実際はどうなのでしょうか?
のぼる店員
「隣同士の音が気になりにくい」「窓が多いため自然な光が差し込んでくる」といったメリットがありますが、おっしゃる通り最近は角部屋も売れにくくなっていて、人気が高いとは言い切れません。実際に角部屋に住んでいた方に取ったアンケートで、特に多かった「角部屋の7つのデメリット」をまとめましたので、参考にしてみてください。

角部屋はそもそも不人気物件~7つのデメリット

今では「角部屋」と聞くだけで、「家賃が高い」「高級」という、「南向き」や「高層階」と似たブランドイメージを沸かせます。しかし、そもそも角部屋というのはその昔不人気物件の代名詞で、どうやってこの角部屋をうまく売っていくか考えた結果、今のようなブランド価値を意図的に作り上げたのです。

従って、角部屋には決定的なデメリットがあります。

角部屋に住んだ経験がある方で「もう一度角部屋に住みたい」と住替え時に角部屋に引越しされる方は少ない現状です。しかし、タワーマンションのデメリットと同じで、住んだ経験がないとあまりイメージが沸かず、その「ブランド感」だけでデメリットを妥協してしまうのです。

①騒音・自然音がうるさい

角部屋は外に面している部分が他の住戸より多いため、車の走行音や人の声、駐車場に面していれば排気ガスやエンジン音が壁伝いに響き渡ります。階数が高くなるとそうした音は聞こえてこなくなりますが、今度は風の影響をもろに受けるため、風の音を強く感じます。特に北側に面した角部屋であると非常にその音がうるさく感じます。外階段に面していれば、独特の風の吹き抜け音や、人が駆け下りたり登ったりする音も聞こえてきます。

隣人の音が気にならなくなる一方で、こうした新たな音の悩みも生まれてきます。角部屋を選ぶという手段で「音」という問題を解消することはできません。

②家賃が高くなる

他の住戸に比べて角部屋は人気であり、違う間取り設計になっているため部屋も広く家賃が高くなります。それは日当たりが悪かったり道路沿いに面していたとしても、「角部屋」というだけで家賃が上昇します。金額にして他の住戸と比較し5,000円~10,000円ほど違います。購入ともなれば100~500万ほど高く付くでしょう。

また窓が多いため外気の影響を受けやすく、エアコンなどの電気料金も同時に高くなりがちです。西向きでかつ角部屋となると、夏はいくらエアコンを回しても涼しくならないということもあります。

③家具が部屋に合わない、柱が多い

角部屋の一番のメリットは窓が多いので日当たりが良い、ということですが、逆に言うと窓が多いため壁が少なくなり、家具を置くスペースも少なくなってしまうということです。窓をふさぐような家具を置けば、角部屋に住む意味が無くなるため、その高さにあった低めの家具を買い足す(又は買い直す)必要があります。

また角部屋は他の部屋と間取りが異なったり、建物の建築上妙な出っ張りがあったり「謎の柱」が立っていたり、家具の配置のインテリアに苦しみます。カーペットや絨毯を敷くことができない場合もあります。カッティング作業をお願いすることも可能ですが、カーペットと同じくらいの値段を要します。隣同士部屋に挟まれた住戸の方が「住戸」としての暮らし易さや、四角く有効に使える部分が多いのです。

どうしても角部屋に集中してしまう柱や梁周辺は、空きスペースとしても活用しづらいのです。そのスペースが敷地面積として除外されているのならまだ良いのですが、含めて表示されている物件も多いので確認を取った方が良いでしょう。

④カーテン代がかさむ

繰り返しになりますが角部屋は窓が多いです。その分だけカーテンを準備しなければなりません。そしてただ多いだけでなく、通常とは違う形の窓が多いため、それに合わせたカーテンもオーダー品となり出費が増えます。

窓の場所によって日の差し込み方が変わるため、西日が強い方のマンションでは特に温度が上昇します。場所によって断熱性のあるカーテンなどを選んでやらないといけないため、非常に手間です。

⑤夏は暑く冬は寒い

角部屋は部屋の壁が外と接触しているため外気の影響を受けやすく、夏は暑く、冬は寒くなる傾向にあります。日当たりがいいから暖かいと思っている方が多いのですが、冬は意外と寒く結露も発生しやすい、暖房費もかかりますしカビ対策も大変です。雨を全面で受けるため部屋の湿度が上がりやすく、家具などが他の住戸と比べて湿気で傷みやすくなります。また最上階の角部屋になると、夏はサウナのように暑く冷房をフル回転させなければなりません。

逆に、角部屋以外の部屋は夏は涼しく、冬は温かく感じる傾向があり、一年を通じて快適に過ごせます。暖房、冷房をつけたいと思う時期は他の部屋の住人も同じように暖房、冷房をつけます。すると、部屋自体が快適な温度になるため、間に挟まれている部屋自体も角部屋より快適な温度になり過ごしやすいのです。

⑥空き巣・泥棒の対象になりやすい

角部屋は他の居住者にとっては死角になりやすく、意識的に角部屋の人に対して「別世界」の人と認識します(アルコープがあったり門で区切られていたりするため)。

また角部屋は部屋が広く作られていることが多く、入り口が他の住戸と並んでいない、又は少し離れていることがあります。そうした居住者心理や、水が流れる「トユ」を登り物理的に侵入しやすい性質もあって空き巣や泥棒に狙われやすいのです。逃げやすく入りやすくもある角部屋には、お金持ちが住んでいることも多く格好の餌食なのです。

また角部屋は他の住戸より外に面しており窓が多いため、同じ高さの建物があるとそこから覗かれてしまうことがあります。空き巣犯は意外と近場に住んでいることが多いため、窓を全開にした暮らしをしていると生活パターンが丸分かりになってしまいます。窓の鍵を二重にしたり、ブザーをつけたり、個々の防犯対策が必要になります。

⑦室外部分に塵・埃が溜まりやすい

角部屋は共有廊下・外階段が目の前にあることが多いため、風の吹き溜まりになります。風が強い日は粉塵が気になったり、外玄関やドアが風に吹きつけられ埃だらけで白くなってしまいます。

のぼる店員
以上が角部屋マンションのデメリットです。傾向として、「角部屋に住んだことがある人」は、住み替えるとき「もう一度角部屋を選ぶ」人は少ないように感じます。「角部屋のデメリット」を対策しようとすると角部屋のメリットが死んでしまうため、妥協と我慢の生活が続くと思って下さい。

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