家族の長距離引越し料金はどう転んでも高い!
あらゆる引越しの中で最も金額が高くなるのは、移動距離や家財の量から家族の長距離引越しであると言えます。家族の長距離引越しは、繁忙期になれば100万円以上、閑散期でも20万円を超え、引越し業者における「最重要案件」です。
また、家族の長距離引越しはトラックを丸々貸し切っておこなう「チャーター便」しか取り扱われておらず、単身長距離引越しのように「混載便」や「単身パック」といった引越し方法の工夫をすることによる値引きができないため、単純な値引き交渉でしか引越し料金を安くできないとも言えます。
そのため、家族の長距離引越しを安くできる方法は以下の二つのみとなります。
- 相見積もりを取る
- 荷物を大量に処分する
①相見積もりを取る
家族の長距離引越しはその単価の高さから、引越し業者としては「絶対に契約しないといけない」最重要案件です。家族長距離引越しの見積もりをする営業マンは必ずベテラン・売れっ子営業マンであり、値引き交渉も難航すると言えるでしょう。
なぜなら、ベテラン・売れっ子営業マンは「引き際」というもの熟知しているからです。長距離引越しは短距離引越しに比べて人件費が高くなるため、業者側としても大幅な値引きをすることができません。
家族長距離引越しの見積もりでは、営業マンから自発的に値引きをさせることが重要なのですが、普段の見積もりのように「相見積もりを取っている」ということを前面に出した見積もりをすると、「こいつは今ここで決める気ないな」とスイッチを入れ替えてしまうため、値引きせずに家を出てしまうこともあります。
そのため、見積もり時には「高い買い物だから考えさせてほしい」と伝え、営業マンの出方を見た方がよいでしょう。もしそこで営業マンが値引きに応じてくれるなら、その見積書を使って二社目と交渉していくと、少しづつではありますが、料金を下げることができます。
②荷物を大量に処分する
もう一つの方法は家財を大量に処分して、引越しに使用するトラックのサイズを小さくする方法です。長距離引越しはトラックのサイズによる料金変動が非常に大きいため、家財を現住所で処分してしまうということはとても効果のある行為です。
もちろん、家財を大量に処分してもトラックのサイズが変わらなければ料金に変化はありません。仮にトラックのサイズが小さくなるほど処分をしたとしても、引越し日当日に「家財を大量に処分したから値引きしろ」と引越し業者に相談しても対応してもらえないため、どのくらい家財を処分すればトラックのサイズを変えられるのかについて、見積もり時に営業マンへ相談するようにしましょう。