「一括見積もりを使いたいけど、たくさんの引越し業者から電話がかかってくるのが怖い」。そんな声に応えて、引越し侍が2026年6月に始めた新サービスが「引越し侍 スマート比較」です。元引越し営業マンの目線で、仕組みと使い方、従来の一括見積もりとの違い、注意点をまとめました。
この記事の結論(30秒で読めます)
- スマート比較は、最大17社の概算料金と口コミをWebで見て、やり取りは厳選3社だけにできるサービス
- 電話に出られる時間帯を指定できるので、「電話ラッシュ」の心配が少ない
- 対象は関東・東海・関西発の引越しで、スマホから申し込む人のみ(2026年10月時点)
- 表示されるのは概算料金。正式な見積もりは各社から電話・メールで届く
※この記事は、2026年10月時点の引越し侍の公式サイトとプレスリリースの情報をもとにしています。対象エリアなどは変わることがあるので、申し込み前に公式サイトで確認してください。


引越し侍「スマート比較」とは?
| サービス名 | 引越し侍 スマート比較 |
|---|---|
| 運営 | 株式会社エイチームライフデザイン(引越し侍) |
| 開始日 | 2026年6月17日 |
| 仕組み | 最大17社の概算料金・口コミをWebで確認。料金や口コミ評価に優れた3社に自動で見積もり依頼 |
| やり取りする業者 | 厳選3社(気になる業者を追加で依頼することも可能) |
| 対象 | 関東・東海・関西発の引越しで、スマホなどから申し込む人 |
| 費用 | 無料 |
引越し侍の発表によると、全国400社以上の提携業者の中から、条件に合う業者の料金と口コミをWeb上で一挙に公開し、その中から料金や口コミ評価に優れた3社を厳選して紹介する仕組みです。実際の見積もりのやり取りは、その3社とだけ行います。
スマート比較の使い方4ステップ
- 引越しの内容を入力:引越し元・引越し先・希望日・荷物の量など(入力時間の目安は1分程度)
- 厳選3社に見積もり依頼:自動で依頼が送られる。マイページで連絡してほしい時間帯を指定できる
- マイページで概算料金と口コミをチェック:ほかに気になる業者があれば、追加で依頼もできる
- 正式な見積もりを比べて1社と契約:各社から電話・メールで届く見積もりを比べて決める
※関東・東海・関西発の引越しで、スマホから申し込むとスマート比較の対象になります
従来の一括見積もり・引越し予約サービスとの違い
| スマート比較 | 一括見積もり(従来) | 引越し予約サービス | |
|---|---|---|---|
| 依頼する業者 | 厳選3社(追加も可) | 最大10社 | 料金を比べて1社を予約 |
| 連絡が来る業者 | 3社程度 | 依頼した業者すべて | 予約した業者 |
| Webで見られる情報 | 最大17社の概算料金・口コミ | — | 料金・サービス |
| 向いている人 | 電話を減らしつつ比べたい人 | できるだけ多く比べたい人 | 電話なしで早く決めたい人 |
従来の一括見積もりは、最大10社に一度に依頼できるぶん、申し込み後の電話が多いのが弱点でした。引越し侍の事業責任者も、プレスリリースで「申込後の電話の多さや手間の煩雑さ」にお客さまから厳しい声があったことを挙げています。スマート比較は、比較の幅(最大17社の料金が見られる)は保ちつつ、やり取りを3社にしぼったサービスといえます。
スマート比較のメリット
- 電話が来るのは3社程度:一括見積もりの「電話ラッシュ」を避けられる
- 連絡の時間帯を指定できる:仕事中に電話が鳴り続けることがない
- 最大17社の料金と口コミが見られる:3社以外の相場感もつかめる
- 気になる業者を追加できる:厳選3社以外にも依頼できる
- 無料:入力から比較、契約まで費用はかからない
公式サイトでは、3社から見積もりを取った利用者の最高値と最安値の差が平均38%だったと紹介されています(2025年5月〜2026年4月に3社から見積もりを取ったユーザーの集計)。3社だけでも、比べる価値は十分にあるということです。
スマート比較の注意点
① 対象エリア・申し込み方法が限られる
2026年10月時点の対象は、関東・東海・関西発の引越しで、スマホなどのモバイルから申し込む人のみです。対象外の場合は、従来の「最大10社の見積もり比較」が使われます。エリアや対応する端末は、順次広げる予定とされています。
② Webで見られるのは「概算」料金
マイページに表示されるのは概算料金です。実際の料金は、各社から届く正式な見積もりで決まります。荷物の量や建物の条件によって変わるので、概算だけで決めないようにしましょう。
③ 電話がゼロになるわけではない
正式な見積もりは、厳選された業者から電話やメールで届きます。電話の数は減りますが、まったくかかってこないわけではありません。出られる時間帯を指定しておきましょう。
④ 条件によっては3社未満のことも
引越しの条件によっては、対応できる業者が3社未満になることもあると公式に案内されています。
【元営業マンが解説】スマート比較で値引きを引き出すコツ
相見積もりは「3社」で十分
引越しペディアでは、繁忙期の値引き交渉でも「見積もりは3社まで」をおすすめしています。業者が多すぎると、訪問見積もりや電話の対応だけで疲れてしまい、肝心の交渉に集中できないからです。その意味で、最初から3社にしぼるスマート比較は、値引き交渉と相性のいい仕組みです。
概算料金を「相場の物差し」に使う
マイページで見られる最大17社の概算料金は、交渉の基準として役立ちます。営業マンの最初の提示額が概算の中でも高めなら、「Webで見た概算はもっと安かったんですが」と伝えるだけで、値引きの話を始めやすくなります。
3社の金額を伝えて、最後は「◯万円なら決めます」
3社の見積もりがそろったら、一番安い金額をほかの業者に伝え、「◯万円なら今日決めます」と具体的な金額を出しましょう。値引き交渉の進め方は引越し料金をさらに安くする【裏ワザ】で詳しく解説しています。
スマート比較がおすすめな人・向かない人
| おすすめな人 | 向かない人・ほかの方法がいい人 |
|---|---|
|
・一括見積もりの電話の多さが心配 ・平日の日中は電話に出られない ・相場を知ったうえで3社くらいと交渉したい ・関東・東海・関西から引越す |
・対象エリア外から引越す(→従来の一括見積もり) ・できるだけ多くの業者と交渉したい(→追加依頼か一括見積もり) ・電話なしで予約まで済ませたい(→引越し予約サービス) |
電話をできるだけ減らしたい方は、連絡が来る業者を3社にしぼれるHALESEE(ハレシー)という選択肢もあります。
引越し侍スマート比較のよくある質問
Q. 本当に無料ですか?
はい。公式サイトでは、フォームの入力からマイページでの比較、契約まで無料で進められると案内されています。
Q. パソコンからは使えませんか?
2026年10月時点では、スマホなどのモバイルから申し込む人が対象です。パソコンから申し込むと、従来の見積もり比較サービスになります。
Q. 3社以外の業者にも見積もりを頼めますか?
頼めます。マイページの一覧から、気になる業者を追加して見積もりを依頼できます。
Q. 訪問見積もりはありますか?
正式な見積もりの取り方は業者によって異なります。荷物が多い家族の引越しなどでは、訪問やオンラインで荷物を確認することもあるので、連絡が来た業者に確認しましょう。
まとめ:「電話は少なく、比較はしっかり」が引越し侍スマート比較
- 最大17社の概算料金と口コミをWebで見て、やり取りは厳選3社だけ
- 連絡の時間帯を指定でき、一括見積もりの電話ラッシュを避けられる
- 対象は関東・東海・関西発、スマホからの申し込み(2026年10月時点)
- 表示は概算料金。正式な見積もりを比べて、値引き交渉してから決める
一括見積もりの電話が心配で迷っていた方は、まずはスマート比較で料金と口コミをチェックしてみてください。
※関東・東海・関西発の引越しで、スマホから申し込むとスマート比較の対象になります
















