8月の引越し料金相場は常に高い!
8月は夏休みやお盆休みなど、作業件数が激増する時期です。このことから引越し業界の8月は「夏の繁忙期」と呼ばれ、引越し料金も高くなる傾向にあります。
また、他月であれば上旬~中旬の引越し料金が安く下旬が高いという傾向にあり、引越し希望日に上旬や中旬を選ぶだけでも値引きチャンスとなりました。しかし、8月の場合はその原則が当てはまらず、上旬~中旬も料金が高騰しやすい少し変わった月なのです。
8月上旬の引越し料金事情
8月上旬は、7月下旬に夏休みが開始となる「小学校から高校生の子供を持つ家庭」の引越しが多くなります。夏休みに入ると同時に、家族で荷造りを開始して8月上旬に引越し、それ以降はゆっくり休暇を過ごす計画を立てる家庭が多いからです。
家族分の引越しでは複数台のトラックを使用することが多いため、作業件数以上にトラックの空きが減りやすくなります。そのため、8月上旬にできるだけ安く引越しをしたいと考えている場合は、他の人たちが見積もりを取る前に見積もりを取ってしまって、トラックを早めに確保しておく必要があります。
見積もりを取るタイミングとしては、6月中旬から7月上旬まで。この時期ならどの引越し業者もトラックの空きに余裕があり、多少の値引き交渉には応じてくれるはずです。また、場合によっては8月上旬よりも7月下旬の方が引越し料金が安くなる可能性もあるため、余裕のある方は見積もりに来た営業マンに相談してみるとよいでしょう。
8月中旬の引越し料金事情
8月中旬はお盆休みの帰省時期と被るため、引越しの作業件数は少なそうなイメージがありますが、夏の繁忙期の中でも特に人気のある時期なので引越し料金も高いです。
8月中旬に引越しを考えている場合、とにかく早めに相見積もりを取り、それを武器に値引き交渉を進めましょう。
お盆休み以外は多少混みはするものの、上旬や下旬ほどではありません。見積もりを取るのが遅くならない限りは値段交渉にも応じてもらいやすいと言えます。
見積もりを取るタイミングとしては、お盆休みに引越し希望なら7月上旬から中旬にかけて、それ以降であれば7月中旬から下旬にかけてが確実です。
また、料金とは関係ありませんが、家財を載せたトラックがお盆休みの帰省ラッシュに巻き込まれることもあるので、新居までの移動が100kmを超える長距離引越しについては、お盆休みに行うべきではありません。
8月下旬の引越し料金事情
夏休み引越しの駆け込み需要、他月と同様家賃回りの関係から、8月は下旬も作業件数が多いです。作業依頼が多いということは、引越し業者が顧客を選べる状況でもあるため、過度な値引き交渉や強気な姿勢を取り続けていると、「それなら他の業者にお願いして下さい」と思わぬ反撃を食らうこともあるので注意しましょう。
繁忙期の値引き交渉では、強気な姿勢で組み合うよりも「あなたに任せたいけど料金が高い。ほかの業者も見てから決めようかな。」と下手に回った交渉が成功へと導きます。
見積もりを取るタイミングは、トラックの空きを確保しやすい7月上旬から中旬にかけてがよいでしょう。もちろん、7月下旬から8月中に見積もりを取っても契約することはできるのですが、第一引越し希望日にトラックの空きがない可能性が高くなりますし、仮に空きがあっても残り数台ということで高めの出し値を吹っ掛けられることも多いので、早めに見積もりを取るようにしましょう。