5月の引越しはGWが過ぎれば安くなる
2月の下旬から始まった引越し業界の繁忙期は、ゴールデンウィークを過ぎれば終了となり「閑散期」へ突入します。そのため、ゴールデンウィーク以降は引越しの営業マンも契約を取ることに必死となり、交渉次第では出し値の半額以下で契約してくれることもあります。
しかし、繁忙期が終わるということは同時に、「土日休日に引越し件数が集中しやすい」ということなので、平日と休日で引越し料金に差がつきやすくなります。この傾向は、7月下旬以降に始まる「夏の繁忙期」まで続きます。
5月上旬の引越し料金事情
ゴールデンウィークの引越し料金は言わずもがな高いです。ただし、繁忙期に比べればまだ安い方であり、多少であれば値引きの余地もあります。
また、ゴールデンウィークの期間内にも料金差があり、期間中最も引越し料金が高いのは連休の中日。連休の前半に荷造りをおこない中日に引越し、後半はゆっくりしようと考える方が多いからです。もちろんゴールデンウィークは年度によって異なるためカレンダーをよく確認しましょう。
そしてゴールデンウィークを抜けると引越し料金は一気に値下がりします。もしゴールデンウィーク以降に引越し日をずらせる余裕がある場合、無理に連休中に引越しする必要はないと言えます。
見積もりを取るタイミングとしては、4月の上旬から中旬がおすすめです。どうしてもゴールデンウィーク中日に引越しを行いたい場合は早めに見積もり依頼の連絡をしつつ、複数の引越し業者を呼んで準備しておきましょう。
5月中旬の引越し料金事情
繁忙期から一転して、中旬以降は引越し料金はどんどん下がっていきます。営業マンの態度も一変し、こちらの言い値にできるだけ近付けよう努力してくれるため、少しでも高いと思ったら「高いから他の業者の話も聞きたい」と強気で見積もりに挑むことができます。
ただし、ゴールデンウィーク以降の国民の祝日は7月20日の「海の日」まで存在しないため、土日に引越し依頼が特に集中しやすくなることを忘れないようにして下さい。もし5月中旬以降の土日に引越しを希望している場合は、ひと月前から見積もりを取るようにしましょう。
5月下旬の引越し料金事情
5月の下旬は中旬に比べると料金は高くなりますが、他月の下旬に比べればトラックの空きが多いため、値引き交渉は十分可能です。
しかし、土日に引越し件数が集中してしまいがちなので、営業マンから「引越し日を変更できませんか?」と相談を持ち掛けられることも多くなります。もし営業マンからそのような交渉を受けた場合は、仮に日にち変更が容易であったとしても「金額による」と渋るように交渉しましょう。
引越しの営業マンは引越しの見積もりを取るだけではなく、365日満遍なく引越し件数を入れるように調整することも仕事です。もちろん希望日でしか引越しできない場合は断ってもよいのですが、もし提案されたらシビアに「金額による」と伝え値引き交渉を行いましょう。
大概の引越し営業マンは出し値で契約できるとは思っていません。引越し料金で損をしないためにも、閑散期は相見積もりをしっかり取って強気の値引き交渉をしていきましょう。