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引越し当日の流れ~お金の支払い・食事・移動の注意点まとめ

引越し当日の流れ~お金の支払い・食事・移動の注意点(引越しペディア)
ちはる
引越しまであと1週間になりました。当日の引越しをスムーズに進めるために、私たちで確認しておくものはあるでしょうか?
のぼる店員
引越し作業をスムーズに進めるためには、引越し作業の流れを把握しておくのが一番です。支払いのタイミングや作業が進められないケースについて把握しておけば、当日のトラブルも少ないでしょう。

引越しの流れを把握していないと大幅に遅れることも

引越し業者が決まり、ダンボールへの荷造りが終われば、最後に気になるのが当日の引越しの流れです。

良い営業マンであれば流れについても説明してくれますが、大抵の引越しの営業マンは「うちの会社に任せればこんなに安心できますよ」という説明ばかりで、当日の流れについては想像することができません。特に初めて引越し業者に作業を任せる人は、流れが分からないまま当日を迎えるのはとても不安だと思います。

当日の流れを理解せずに引越しの準備をしてしまうと、従来よりも引越し作業に時間がかかってしまう場合もありますので、確認しておくようにしましょう。パンフレットに記載されていない事項についても補足していきます。

現住所での引越し作業の流れ

現住所での引越し作業の流れは以下のようになります。

  1. トラック到着後、資材の準備
  2. 現場責任者から「引越し前の挨拶」および引越し料金の支払い
  3. 養生貼り作業・家財の搬出
  4. 瑕疵確認
  5. 新居へ移動

トラック到着後、資材の準備

引越し作業をスムーズに行うため、近隣の迷惑になりづらい場所へトラックを留めた後、まずは家財を包む資材をトラックから外へすべて出してしまいます。

客への挨拶より資材の荷出しが先であることに抵抗がある方も多いのですが、梱包資材の量は尋常なく多く、数人がかりでやる必要があるため、挨拶の前に済ましておく業者がほとんどです。また大抵は「あともう少しで伺います。」と到着の連絡をしてくれるため、家の前で待機しておきましょう。

現場責任者からの「挨拶」および引越し料金の支払い

当日の現場責任者と作業員全員が自宅へ訪問し、「今回の引越しの作業を任せていただく〇〇と申します。」と挨拶すると共に、ここで引越し料金の精算を済ませてしまいます。

事後払いだと勘違いしている方が非常に多いのですが、事後払いを認めている業者は非常に少なく、過半数の業者が事前払いであるため、引越し料金は前もって用意しておきましょう。

釣銭はきちんと用意しているため、あまり心配をする必要はありません。作業員全員が集まる機会はこれ以降ないと言って過言ではないため、祝儀・チップの類はこのタイミングで渡した方がよいでしょう。

養生貼り作業・家財の搬出

引越し作業で通る箇所に対しての養生貼りと、家財の搬出をほぼ同時におこなっていきます。理由としては、搬出の際はダンボールや小物などの比較的小さいものから搬出していくため、養生貼りと同時であってもあまり心配がないからです。

引越し作業をしやすいように客(あなた)ができることは、「出口手前の通路にダンボールを置かないこと」です。すぐに持っていけるようにと、手前の方にダンボールを山積みにしてくれる方がいるのですが、これは逆効果です。

なぜなら、この場面での最優先事項は手前の通路から養生を貼る作業だからです。養生は手前から奥の方へかけて貼っていくことで、作業完了後スムーズにはがしていくことができます。手前に家財がいっぱいある場合、養生貼りにとても時間がかかってしまうため、かえって非効率なのです。

さらに、ダンボールとはいえ壁紙に角が当たってしまえば簡単に傷がついてしまうため、思わぬ瑕疵(家屋の傷)につながっていってしまいます。ダンボールは部屋の中もしくは奥の方に積んでおくとよいでしょう。

瑕疵確認

家財の搬出をした後、作業中に自宅を傷付けていないかの確認をします。作業中であっても家財の傷や瑕疵については確認しますが、標準引越運送約款の関係上、終わった後にも確認をする義務があるからです。

ここできちんと確認せずに新居へ向かい、引き渡し時などに瑕疵に気付いたとしても、引越し業者は責任を持ってくれないため、現住所の瑕疵はしっかり確かめるようにしましょう。

新居へ移動

瑕疵確認後は速やかに新居へと向かいます。当日の時間にもよりますが、大体ここでお昼ごろになっているため、移動兼食事休憩となることが多いです。

もちろん客(あなた)に相談せずに休憩を取ることはなく、お互いで話し合ってどうするか決めてから移動をするため、心配は必要ありません。新居が同市内や近隣の場合、また単身者の引越しで家財が少ない場合については、休憩を取らずに新居へ直行する場合もあります。

新居での引越し作業の流れ

新居での流れは、引越し前の自宅での流れと大して変わりませんが一部違うところがあるため、こちらも順を追って紹介します。

  1. 新居到着後、確認の電話
  2. 新居養生貼り作業・家財の搬入
  3. 瑕疵・物損確認、作業完了のサイン

新居到着後、確認の電話

引越し前の自宅と違い、新居の方は間違いなく到着の電話がかかってきます。

運送業界では、繁忙期の時期になると時間がないからといって、宅配物を外に出して帰ってしまうということもあります。引越し業界でも同じことが起きる場合がありますので、引越しの最中は見慣れない電話番号でもできるだけ電話は取るようにしましょう。

養生貼り作業・家財の搬入

新居の場合、養生貼りと家財搬入を同時にやることはほぼありません。理由としては、搬出する家財の関係上、トラックのドアの手前には大型家財が載っていることが多く、養生なしで搬入するには危険な家財から搬出することが多いからです。

もちろん荷台に横ドアが付いているトラックの場合は、「横抜き」と呼ばれる方法で横ドアから搬入しやすい家財を搬入していく場合もありますが、家財のバランスが悪くなる場合もあるため、100%おこなわれるというものでもありません。

瑕疵・物損確認、確認のサイン

物損や瑕疵の確認は、新居の方がより丁寧におこないます。引越し前の住宅と違い、新居での傷はほぼ100%引越し作業中に付いたものといってよいため、細部にわたって見回して、作業員が帰った後に気付くといったことがないようにしましょう。

そうはいっても、引越し業者が帰った後でもあからさまに引越し作業員が付けたような傷(家財を引き摺った跡、家財の角がぶつかって空いた穴などは、作業員が帰った後でも対応してもらえるため、もし見逃していた場合でも傷が付いていた場合は連絡するべきだと言えます。

瑕疵・物損を確認した後は、作業完了のサインをして引越し終了となります。引越し業者の中には作業完了後に、掃除や家具の配置換えを手伝うサービスが付いていたりするため、見積もり時に営業マンに聞いてみましょう。

引越しの流れが頭に入っていれば当日は楽に動ける

引越し作業の流れで、私が特に注意しなければいけないと考えている点は、以下の3つになります。

  • 引越し料金を支払うタイミング
  • 作業員が作業しやすいダンボール配置
  • 新居に到着するまでの流れ

すべてが新居に到着する前の動きになりますが、新居に問題なく到着してしまえば、後は家財を事故なく搬入してもらうだけのため、こちらで何か対処できるものは少ないからです。

新居に到着するまでの流れは特に重要で、作業員と何時ごろから作業を開始するか決めておけば、お互いとも時間で心配することなく新居での作業を迎えることができます。

作業員もあなたも落ち着いていれば、物損事故が起きる確率は大幅に減ります。変なところで作業員に気を使わせないように、作業員が作業しやすい環境を整えておくことが、当日の心構えとして重要なポイントになります。

のぼる店員
引越しは人生にそう何度もあるものではありません。その引越しが、嫌な気持ちで終わらないよう、無事に作業が完了することを祈っております。

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