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引越し業者が運べないもの~ペット・植物・海水魚の引越し

引越し業者が提供できないサービス・運べないもの(ペット)
のぼる店員
引越し業者の営業マン・現場作業員に寄せられる要望には、どうしても希望に添えないものもあります。物によっては事前に別途手配しなければいけないものもあるため、引越し当日にあたふたしないように確認しておきましょう。

引越し業者ができないこと・運べないもの

引越し日の当日に、現場作業員が顧客から思わぬ要望を頼まれることがあります。現場作業員からすれば、顧客の願いはできるだけ叶えたいと思ってはいますが、標準引越運送約款上お応えできないものも数多くあります。

そういった要望の多くは、営業マンの予期せぬようなことが多く、見積もり時に営業マンが説明し忘れてしまうということも非常に多いです。そして、引越し日に営業マンに何とかするように泣きついても、「約款上ではできない決まりになっている」と相手にされることはありません。

そういった要望が、引越し日当日でも自己対応できるものであれば問題はないのですが、中には当日の手配では間に合わないものもあります。

トラックへの相乗り

アート引越センターのトラック

引越し日当日の移動手段として、引越し業者のトラックに一緒に乗っていけると思っている方は多いのですが、これはできません。引越し業者に過失はなくても、急な交通事故に巻き込まれる可能性はゼロではなく、万が一顧客を死に至らしめてしまうと責任の取りようがないため、引越し業者ではドライバーに対して顧客をトラックに載せることを厳禁としています。

しかし、時よりそういった決まりを破って顧客をトラックに乗せてしまうドライバーが存在するというのも事実ですが、管理職にそれがバレれば、ドライバーは厳重注意、場合によってはそれ以上の処罰が下されます。本当に交通事故に巻き込まれる可能性もありますので、移動手段は各自用意しておくようにしましょう。

ペット・生き物・観葉植物の移送

引越し時における観葉植物の保証に関するイメージ

標準引越運送約款第三条「引受拒絶」の欄の通り、動植物の移送は基本的にNGです。動物に関しては、顧客がトラックで移動できないのと同じ理由で搬送が禁止されています。しかし植物については、こちらが条件を飲めば運んでくれる場合もあります。

観葉植物や横に長いプランターなど、自分で新居まで運ぶのが難しい植物については「枝葉が折れても一切責任を取らなくてもよい」という条件であれば、引越し業者のトラックに乗せて運んでくれることが多いです。

貴重な花や盆栽に関しても、上記の条件をのめば運んでくれますが、本当に責任を取ってもらえないため、可能であれば植物の移送を専門でおこなっている業者に任せるようにしましょう。専業者を探すときは、近所の花屋さんやホームセンターに行くのがおすすめです。

海水魚・熱帯魚・アクアリウムの移送

アクアリウム水槽

海水魚や熱帯魚についても、動物の括りであるために引越し業者での移送はできません。水槽に付随する生きているサンゴや水草についても、同様の扱いとなります。なぜ、ペットとアクアリウムを分けたかというと、引越し業者はアクアリウムについての知識はほぼゼロといっても過言ではないからです。

引越し業者は「生き物が一切入っていない」水槽であれば移送してくれますが、それは「新居でアクアリウムが全滅しても、生き物は運んでいないので責任は一切取りません」と言い換えることができます。

アクアリウム水槽の引越し

極端な話をすれば、引越しの営業マンの大半は海水魚や生きているサンゴを見ても、新居で金魚や亀、メダカなどと同じようにカルキ抜きした水を入れた水槽にすぐ入れれば、死滅することはないだろうと考えています。

さらに、特殊な搬送方法が必要であったとしても、その場合は顧客側から相談があるだろうとしか考えていません。そのため、見積もりの最中に搬送できるかそうかだけを質問しても「搬送前に水を抜いておいてくれれば、水槽自体は運びます」と生ぬるい回答しか返ってきません。

新居でアクアリウムの環境を事前に整えておけなければ、アクアリウムを引越し業者に任せて運ぶことはできません。アクアリウム搬送専門の業者に依頼するようにしましょう。

家具の処分

家具の処分

多くの引越し業者では、家具の引き取り処分をおこなっていません。担当支社にゴミを取りに来る処分業者が「粗大ごみを引き取る資格」を持っている廃棄業者でない限り、引越し業者で家具を引き取ることは違法になるからです。

冷蔵庫・テレビ・エアコン・洗濯機・乾燥機の5つについては、家電リサイクル法で処分料金が国で統一されているため、引越し業者でも引き取ることができます。もちろん、当日に処分を追加すれば追加料金が発生してくるので注意しましょう。

家具・家電の処分方法としても最も危険なのが、普段近所を軽トラックなどで徘徊しながら「無料廃棄」を唄っている廃棄業者です。なぜなら、彼らに廃棄を任せてしまった場合、山へ不法投棄される可能性があるからです。

廃棄業者が不法投棄をしているため、顧客側が責任を問われるということはありませんが、家電の製造番号やシリアルナンバーを調べた警察から状況説明を求める電話がかかってきたという方が、以前私のお客様の中に居ましたので、できるだけ不審な処分業者には任せないようにしましょう。

引越し業者のできること・できないことは見積もり時に相談

引越し業者の現場作業員ができないこと・やってはいけないことは意外と多いです。ここにまとめた内容は事故が起きたときに責任が取れない・法律的に許可を得ていないというものばかりであり、営業マンに泣きついても何とかできるものではありません。引越し業者の領分をはみ出したものについては、引越し前に別業者を探す必要があります。

引越しの営業マンも万能ではなく、説明事項が漏れてしまうことも多々あります。そのため、本当に自分の任せたいことは自ら営業マンに相談していく必要があります

そして、引越し業者以外に専門業者にも依頼をかけなければいけないものがある場合、どちらの見積もりもできるだけ早く取ることがおすすめです。

さらに付け加えるとすれば、専門業者の見積もりを取る前に引越し業者の見積もりを取りましょう。引越しの見積もり時に「各引越し業者には何を任せられるか・何を別手配しなければいけないのか」を先に比較をしなければ、無駄に専門業者に作業を依頼してしまうかもしれないため、損をしないように引越しの見積もりから先に取りましょう。

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