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深夜に引越しをする注意点と方法~自分でやる?業者に頼む?

深夜に引越しをする注意点と方法~自分でやる?業者に頼む?(引越しペディア)
ちはる
日中に引越しできる時間が取れないため、22時以降に引越しを任せられる業者を探しています。何度か夜遅くに引越し業者のトラックが走っているのを見たことがあるのですが任せられるのでしょうか?
のぼる店員
大手引越し業者では労働時間の兼ね合いから深夜の引越しは受け付けていません仮に深夜にトラックが走っていても、翌日の早朝に到着する長距離便である可能性が高いです。そのため、大手業者に任せることは難しく、深夜に引越しをしている専門業者に任せることになってしまうでしょう。

引越し業者は深夜も作業してくれるの?

深夜(22時以降)に引越し業者のトラックが走ってると、深夜帯にも引越しを任せられるかもしれないと思ってしまいますよね。

実際、繁忙期であれば20以降から作業がスタートになってしまうこともあるのですが、客(あなた)自らの希望で深夜帯に引越しをお願いすることはできません。依頼するとなると、深夜引越し専門の引越し業者でないとできません。

アート、サカイなど大手引越し業者では深夜引越しを受け付けていない

深夜以降に作業している作業員は、到着時間が遅くなったため、やむを得ず作業しているのであり、顧客から「22時以降に来てほしい」と言われて作業しているわけではありません。

引越し見積もりサイトを利用して、見積もり案内の電話があったときに「22時以降で引越ししたいのですが」と電話受付に言っても、大半の業者は「当社では深夜の引越しは案内できません。営業マンから代案をご案内します。」と言われるでしょう。

以前であれば「深夜だろうが何時だろうが伺います!」と契約してくれる引越し業者もあったのですが、現在は運送業界全体で労働時間の長さが問題となっているため、あまり無茶ができなくなってしまいました。

特に大手引越し業者への締め付けは厳しいため、深夜帯に引越しをするには大手業者ではなく、労基の入りづらい小さい引越し業者か、深夜引越し専門の業者に任せるしかないでしょう。もちろん、労務体系がゆるい引越し業者に頼むということは危険性も伴います。

大手業者ではないため引越しのクオリティが下がる

大手引越し業者は深夜引越しを受け付けていないため、深夜に引越しをするとなると、名前を聞いたことのない小さな引越し業者に任せることになります。

その場合に心配なのが、引越し作業のクオリティと保証回りです。小さな引越し業者では、大手引越し業者ではほぼ当たり前のようにおこなわれている、現作業員の研修やマナー研修を一切受けていない現場作業員が、平気で引越し作業をおこなっている場合があります。

また、養生や家財を保護するキルティングパッドについても、大手業者に比べれば使い古しのものであったり、大きめのダンボールを養生と言い張っている場合すらあります。そして、小さな引越し業者は大手業者と違い、標準引越運送約款ではなく独自約款を用いた引越しをおこなっている場合もあるため注意が必要です。

現場作業員のマナーについては大小関係なく作業員によるとも言えますが、大手引越し業者では「ISO9001」を持っている場合もあるため、マナーの悪い作業員に当たってしまう確率は小さな引越し業者より低いと言えるでしょう。

ISO9001(品質)

サービス(引越し業者の場合は、引越し業務におけるすべて)の品質マネジメントについて文書化、実施、維持できていると国際的に認められた証。

日本品質保証機構(JQA)

引越しに伴う物損事故のリスクが増える

クオリティが下がる原因は引越し業者だけではありません。足元の周りが暗ければ、当然作業にも支障が出ます。近隣のことも考えれば、引越し業者は必要最低限の明るさの中での作業を余儀なくされます

そうなれば、階段の踏み外しによる大規模な物損事故を引き起こすリスクは上がります。また、運搬中に引越し業者が壊した小さな傷についても、暗がりの中では確認することが難しいと言えるでしょう。

さらに深夜に引越しするということは、引越し業者が傷を付けたことを理解しているにも関わらず「近所に迷惑かかりますので、もう帰ります!」と傷の確認をせずに帰らせてしまう口実を自ら作っていることになります。家財の中に絶対に壊されたくない物がある場合は、深夜引越しは賢明ではないと言えるでしょう。

近隣住宅への配慮が必要

作業員の声やトラックの音など、朝夜関係なく引越し作業は騒音を伴います。深夜は周りが静かなだけに引越し作業の音が響きやすく、近所の人々には事前から深夜に引越しをする旨を伝えておいた方がよいでしょう。

しかし、事前に伝えていればどんなにうるさくしても構わないというわけではありませんよね。あなたや当日来た現場作業員にとっては引越し作業をする時間であっても、近隣の人々にとって深夜は寝る時間です。業者に頼まず自分でやろうにも間違いなく音は出ます。

大家が近所に住んでいて、居住者から大家へ騒音についての苦情が多数入った場合、作業を中止するように言ってくるかもしれません。また、マンションによっては「〇〇時以降は騒音の出るような行為は禁止」と規約で規定されている場合もあり、規約を破った場合はマンションの理事会・総会で問題として取り上げられたり、賃貸の場合は退去を言い渡されるかもしれません。

普通に住んでいる分には言い逃れができますが、引越しともなればまず言い逃れはできないでしょう。深夜帯は本来引越しするべき時間ではないということ忘れず、現場作業員には極力騒音を出さないように引越し作業をしてもらうようにしましょう。

移動手段が限られる

自家用車がない場合、新居までの移動手段はかなり面倒になります。現住所での作業完了後に電車が動いていればよいのですが、騒音がでないようにゆっくりとやらなければいけない以上、電車での移動が確実にできるとは言い切れません。

そうなると、徒歩かタクシーでの移動となります。深夜帯はタクシー利用者も多く、すぐに手配できるとも限らないため、自力で移動できないほど離れている新居への深夜引越しは控えた方がよいと言えるでしょう。

事前に鍵をもらっておく必要がある

当然ですが、深夜に鍵の引き渡しを行っている管理会社や大家は存在しないため、引越し日よりも前に鍵はもらっておく必要があります。また管理会社や大家から鍵をもらう際に、深夜に引越しをしてもよいのか必ず聞いておきましょう。

業者に頼むにも自分でやるにも深夜の引越しは控えた方がよい

以上の注意点から、どうしても深夜にしか引越しできない場合を除けば、深夜帯での引越しは避けるべきです。

ストーカー被害にあっている場合など、できるだけ早く人目を避けて引越ししたい場合もあると思いますが、静かな深夜に引越しをやっていればかえって目立ちますし、視界が悪いことをいいことに新居までついてこられる可能性もあります。

見積もりを取る前にそういった情報を引越し業者へ伝えていれば、引越し業者はできるだけの対応をしてくれます。

どうしても深夜でなければという場合は、普段以上に慎重に業者選びをしなければいけません。幸いと言ってよいか分かりませんが、深夜帯の引越しを提案できる引越し業者は少ないため、吟味自体は大した苦労にはなりません。

しかし、深夜に引越しをする業者が少ない=競争相手が少ないため営業マンが強気に出るということのため、値引き交渉のためにもできるだけ相見積もりを取るようにしましょう。

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