一人暮らしの女性の引越しは、見積もりから当日の作業まで、すべて一人で立ち会わなければいけない場合も多く、とても不安だと思います。そして、相手が女性一人であるのをいいことに、法外な見積もり料金を提示したり、業者によるストーカー被害に遭ったという事例も増えています。
これを防ぐために、できるだけ親族や男性の付き添い、あるいは女性友達に頼んで見積もり・作業の際に同席してもらうようにしましょう。
また引越し業者は「レディースプラン」という、作業員全員が女性のプランを用意している場合もあります。特に中小引越し業者はトラブルを招く可能性が高いため、アート引越センター・サカイ引越センター・日本通運、この大手三社の相見積もりを取得し対策しましょう。
相見積もりを取得すれば勝手に価格は下がっていくため、法外な価格を提示されずに済みます。
女性作業員が多いアート引越センターがおすすめ
女性一人で引越しの見積もりや作業に立ち会うとき、数人の男性を家の中に入れることには抵抗を感じるものです。家財のチェックをしないと見積もり金額を算出できないため、男性営業マンに隅から隅まで見回されると考えたら少し怖いですよね。
さらに、今回の引越しがストーカー被害に遭っているために行うものなら、引越しをすることが事前にバレてしまったらどうしようと思っている方もいるかもしれません。女性一人でも安全に引越しをするためには、気をつけなけれればいけないことがたくさんあります。
作業についても不安に感じている場合おすすめの引越し会社がアート引越センターです。女性だからといって引越し技術が劣るということも決してありません。写真の作業員は女性ですが、今回の引越しの責任者であり、また一人で冷蔵庫をこのように引き出しています。
引越し業者から「ナンパ」されることがある
仕事をするために家へ伺っているにも関わらず、作業員や営業マンからナンパされることは、実は少なくありません。さらに厄介なのは、電話番号を教えていないのに、電話がかかってくることがあるということです。
理由はとても単純で、引越し業者の見積書にはあなたの電話番号が記載されており、それをもとに引越し作業の連絡などを取りおこなっているためです。そして見積書は、当日出勤した現場作業員であれば誰でも確認することができます。
極端な話をすると、現場作業をした本人ではなく、その作業員から噂を聞いた別の作業員であってもあなたに連絡をすることができるというわけです。
もちろん、こんなことをすれば完全なコンプライアンス違反ですし、プライバシーの侵害として訴えることもできます。現場作業員や営業マンから不審な電話があった時点で、担当営業所に連絡をするようにしましょう。
引越しの見積もりは極力二人以上で立ち会う
どんな営業マンや現場作業員が来るか分からない以上、見積もりや引越しの立ち合いに不安を感じたらできるだけ二人以上で立ち会うようにしましょう。監視役がいるだけで営業マンも作業員も行動に出づらくなるものです。
できればお父さんやお兄さんなど、男性の身内と一緒に見積もりを取るのがよいです。監視役というだけで居てもらう場合、女性の友人や身内でも問題ありません。
ストーカー被害にあっている場合は電話見積もりも視野に入れる
私の経験として、ストーカー被害にあっているがためのやむを得ない引越しという事例はかなり件数が多かったように思います。ストーカー被害にあっている場合、自分が引越しすることをにおわせるとストーカー行為が一層激しくなったり、郵便物を漁られてしまう原因にもなり兼ねないため、非常に注意が必要です。
注意しなければいけないのは、見積もり時とダンボール配達時です。オートロック式でないマンションへダンボール配達をする場合、不在だと玄関前にダンボールを置いて帰られてしまう場合があります。
これを防ぐためには、言いづらいとは思いますが、営業マンにストーカー被害にあっての引越しであると正直に伝えましょう。そうすれば営業マンは親身に対応してくれますし、ダンボールを置いて帰られるということは起きません。運が良ければ宅急便でダンボールを送ってくれることもあります(営業マンと要相談)。
引越しをにおわせずに見積もりを取るということでは、電話見積もりも視野へ入ってきますが、訪問見積もりと違い、自分で家財がどれだけあるかをチェックしておく必要があり、「安く引越しをする」「よりお得に引越しをする」ということは難しくなります。
電話見積もりだけではどうしても正確さに欠けてしまうため、追加料金がかかる可能性はありますが、背に腹は代えられません。
現住所での盗聴が気になるという方は、引越し業者に盗聴されているかどうか調べるサービスを頼むようにしましょう。もし、現住所で盗聴されていれば、見積もり中にうっかり新居の住所を話してしまうと非常に危険です。
最悪の場合は新居を違うところに変えなければいけなくなりますが、私の担当したお客様の中の一人に、こういったケースがありましたので、あながちゼロとは言い切れません。
女性営業マンや作業員を雇っている引越し業者を利用する
引越し業者の中には「レディースパック」という名前で女性作業員や女性営業マンを売りにしている業者が存在します。写真はアートで実施しているレディースパックのパンフレットの内容です。
しかし、レディースパックがあるといってもすべての支社に女性営業マンや女性作業員がいるわけではないため、引越し業者から連絡をもらった際に相談してみるのは1つの手です。
仮にレディースパックがなかったとしても、今回挙げた注意点に気を付けていれば、女性ならではのトラブルも避けられるはずです。
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