単身長距離引越しを安くする方法
単身赴任や大学への進学、上京、転職など、男女問わず単身者でも長距離引越しをすることは多いでしょう。
短距離引越しであれば、相見積もりを取るだけで簡単に安くすることができますが、単身者の長距離引越しでは、原価の高さから値引き交渉を渋られ、相見積もりを取るだけではあまり安くならない傾向にあります。そのため、単身者の長距離引越しの場合は普段とは違う見積もりの取り方をしないといけないので注意しましょう。
- 混載便を利用する
- 運送業者の単身パックを利用する
- 相見積もりを取る
①混載便を利用する
単身者の長距離引越しでは、一台の大きなトラックで複数の顧客の家財を運ぶ「混載便」を利用することで引越し料金を大きく下げることができます。なぜなら、一人でトラックを貸し切っておこなう「チャーター便」と違い、複数の顧客でトラック一台をチャーターしている形になるため、一人分の負担は軽減でき、チャーター便の約半額程度まで値引くことができます。
ただし、複数の顧客の家財が一台のトラックに積み込まれるということは、家財が混同してしまう恐れや新居への到着日が異常に遅くなる可能性もあります。混載便を利用するには信頼のおける引越し業者を利用しないといけません。
②運送業者の単身パックを利用する
本来、近距離の引越しをする際には定額制の単身パックを利用しない方がいいのですが、長距離引越しに関しては単身パックを利用すべきと言えます。
近距離引越しであれば、引越し業者に値引きをする余裕があるため、単身パックを利用するよりも値引き交渉をする方が引越し料金が安くなると言えます。しかし長距離引越しの場合は原価の高さから引越し業者に値引きをする余裕がない点、長距離引越しを契約したら手配をかける引越し業者と違い全国への輸送ラインが年中途切れることがない点から、長距離引越しは単身パックの方が断然安くなります。
さらに、輸送方法は混載便と同じであるものの、家財はかご台車と呼ばれる台車で区切られているため、余程のことがなければ他の人と家財が混ざるということはありません。ある意味、長距離引越しの単身パックは「365日混載便でありながら、輸送ラインが確立してるためすぐ新居に到着する」という痒い所に手が届くプランであると言えるのです。
③相見積もりを取る
長距離引越しでも相見積もりを取れば引越し業者同士の価格競争に持っていくことができるため、料金を安くすることができます。しかし都会から地方へ引越しをする場合は相見積もりによる値引きを期待することはできません。
長距離引越しを業者が手配する仕組みは、あなたの見積もりを担当した支社が、新居の近くにある支社にお金を払って「新居で作業員を貸してください」とお願いする必要があります。
同じ会社同士であっても、地元での引越し件数が少ない地方の支社は、この手配代で利益を上げているようなものなので、長距離引越しを手配する支社は高額な料金を請求されることになるのです。
そのため、地方の支社への手配代を計算すると、引越し業者としては「無理に値引きするよりも退いた方がよい」となるため、短距離引越し時のような値引き競争が起きにくいと言えるのです。単身長距離引越しの場合は単身パックや混載便で値引き交渉をしつつ、相見積もりで品質面を吟味するようにするとよいでしょう。