複数の引越し業者を同時に見積もり(ブッキング)するメリット・デメリット

引越しの同席見積もりに関するイメージ
ちはる
引越し料金を安くするには相見積もりを取ればいいというのは分かりました。しかし、何回も引越しの見積もりを取るのが面倒なので、できれば複数の引越し業者をブッキングさせて見積もりを取りたいのですが、可能でしょうか?
のぼる店員
各引越し業者へ伝える見積もり希望時間を全社同じにすれば、望み通りブッキングさせることができます。これは1回の見積もりで終わるので楽なように感じますが、実際やってみると営業マン同士の喧嘩のようなやり合いをまじまじと見させられ、単純な疲労度で言うと「おすすめの方法」とは言えず、確実に安くできるとも言い切れません。

引越し業者の「同席見積もり」

引越し料金をお得にするためには、どんなときでも複数の引越し業者から見積もりを取る「相見積もり」が必須となります。しかし相見積もりを取るということは、同じ話を各引越し業者の営業マンにする・聞くことになるためかなり面倒な作業です。

そこで気になるのが、「引越しの相見積もりを一回で取ってしまう方法はないか」ということですが、複数の引越し業者を同時に呼んで見積もりを取る「同席見積もり」、つまりブッキングさせてしまえば一度で済ませることができます。

同席見積もりには、時間短縮以外にも様々なメリットがあるのですが、「個別に見積もりを取るときよりも疲労が溜まりやすい」といったデメリットもあります。この方法を取る前にその性質を理解しておきましょう。

複数の引越し業者の見積もりを同時に取るメリット

見積もりにかける時間を短縮できる

引越しの見積もりにかかる時間は、営業マンや家財量によっても変わりますが、概ね一時間程度です。相見積もりに顧客が呼ぶ引越し業者の数は平均して5~6社と言われているので、引越しの相見積もりには約5~6時間ほどかかるということになります。つまり、「引越しの相見積もりを取ろうと思ったら一日作業になる」ことを覚悟しなければなりません。

しかし、同席見積もりにすれば、一回の見積もりですべての引越し業者の見積もりが出るわけですから、単純に時間短縮につながります。また、すべての引越し業者の見積もりが一度に出揃うため、その場で即決することも容易です。見積もり後にどの引越し業者にしようか悩む必要もないため、引越し業者の選出に時間を割く必要もなくなります。

引越し料金の値引きがしやすい

引越し業者を同時に呼ぶということは、各引越し業者の営業マンたちによる値引き大会が始まることを意味します。個別で見積もりを取る場合は、次に来る他社の値段を気にしながら見積書を置いて帰るため、限界ギリギリいっぱいまで値下げした料金ではなく、相談時に値引きできる程度の値段で置いて帰ることが多いです。

しかし、同席見積もりの場合はすぐ目の前に他社の見積もり金額が見えているため、その料金をもとに上司へ相談することができるため、個別で見積もりを取るよりも簡潔に引越し料金の底値まで到達させることができます。

また、相見積もりを取れば引越し料金を安くできるとは言っても、こちらから値引き交渉をしなければ料金は安くならないため、多少の交渉慣れは必要となりますが、同席見積もりの場合は「一番安い業者に決めます」とだけ言えば、勝手に営業マン同士で値引き大会をしてくれるので非常に楽です。つまり、見積もりや交渉に慣れていない人であればあるほど、同席見積もりにした方が引越し料金は安くしやすいと言えるでしょう。

複数の引越し業者の見積もりを同時に取るデメリット

見積もり時間が長引きやすい

同席見積もりのメリットである「値引き交渉しやすい」ということは、同時にデメリットであるとも言えます。なぜなら、「一番安い業者に決める」とこちらが言えば、営業マン同士は意地の張り合いのように値引きを繰り返すため、見積もり時間が長くなる傾向にあるからです。

もちろんこちらもそれが狙いなので悪いことではありませんが、個別であれば一時間で終わる見積もりが、同席見積もりの場合は一時間以上かかるということもざらにあるのです。

作業品質の説明が少なくなる

同席見積もりになってしまうとどうしても引越し料金に関する話ばかりになるため、肝心な引越し作業の品質や内容、プランについての説明が疎かになってしまうことが多いです。そのため、同席見積もりで引越しの契約をした後に、付帯作業の抜けが見つかることもしばしばあり、後になって追加料金が発生してくることもあります。

営業マンの頭の中は「いかに自分の会社で任せてもらうか」ということでいっぱいになっているため、個別で見積もりを取るよりもケアレスミスが多くなってしまうのです。

そのため、同席見積もりをおこなう場合は、値引き交渉を始める前にすべての引越し業者の見積書を確認し、抜けがないかどうかを確認するようにしましょう。仮に見積書を完璧に作れない営業マンが居たとしたら、今後のやり取りも潤滑にいかない場合が多いので、選択肢から除外するのもアリです。

営業マン同士のやり取りにウンザリすることがある

複数の営業マンを同時に呼ぶということは、営業マン同士のバチバチを間近で見ることになります。自分の会社で契約をもらうために、同席した他社の批判をする営業マンは決して少なくありません。

中には他社の批判をするために、わざわざ資料まで作って「この会社はこんなに危険な業者なんですよ!」と説明するよう会社全体で教育している引越し業者もあるため、時には「そんなこと聞くために見積もり取ったんじゃないんだけどなぁ」と思うこともあるでしょう。

営業マン同士で談合している場合がある

引越しの営業マンは普段同じエリアをぐるぐる巡回しているため、他の引越し業者の営業マンと顔なじみになることが多いです。そのため、見知っている営業マン同士で同席見積もりとなった場合、見積もりの前に「今回私は〇〇万円しか出さないんで、次また同席になったら私に譲ってくださいよ」などと談合をしてから家に来る場合があります。

談合をしてから同席見積もりとなった場合は相場よりも高い金額が提示されることが多く、相見積もりを取る意味をなしません。こういった談合は、大手引越し業者同士でなされていることが非常に多いため、同席見積もりをしようと思った場合は、大手引越し業者だけではなく中小引越し業者も混ぜた状態で見積もりを取ることをおすすめします。

繁忙期以外なら同席見積もりは非常におすすめ!

同席見積もりを取るメリット・デメリットは以上となりますが、同席見積もりは以下に当てはまる人におすすめできます。

  • 引越しの見積もりに時間をかけたくない・かけられない
  • 値引き交渉があまり得意でない
  • その場で即決をしたい・悩みたくない

一回の見積もりで契約する引越し業者を決めることができ、まどろっこしい値引き交渉をしなくてもよい同席見積もりは確かに魅力的ではあるのですが、3~4月の繁忙期だけは絶対に同席見積もりを取ってはいけません

なぜなら、同席見積もりで引越し料金を安くできるのは、引越し業者に値引きをする余裕があるからであり、値引きの余裕がない繁忙期に同席見積もりをしてしまうと、出し値が一番安い引越し業者だけが残り、他の引越し業者は値引きをせずに帰ってしまうからです。

そのため、繁忙期だけは個別に見積もりを取り、他の業者が後から来るということを匂わせながら見積もりを取った方が、値引きチャンスが多くなると言えるのです。しかし、繁忙期以外の月であれば、同席見積もりにするだけで相場よりも安く引越しができることは事実であるため、積極的に利用するべきであると言えるでしょう。

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